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プロフィール
小田切 寛
小田切 寛
こんにちは。英語教室Good Performrの小田切です。これまでの生活や仕事をしてきた中で英語教育について感じてきたことを皆さんにお伝えします。
現在調布で中学生から社会人まで幅広い方々を対象に調布市小島町(調布駅南口徒歩5分)英語教室を営んでいます。調布市に留まらず多摩、更には全国規模での英語教育の在り方について考えていきます。

慶應義塾大学文学部教育学専攻卒
米国George Washington 大学大学院
Elliott School of International Affairs
国際関係学部国際開発プログラム
国際教育修士号取得(栄誉卒)
学べる英語教室「Good Performer」代表
駿台国際教育センター英語講師(駿台予備校グループ)

日本の英語教育、どうなるの? 英語教室Good Peformer

2019年05月23日

こんにちは。

最近の天候不順、気になりますね。 自然現象?に対してはなかなか抗することができませんが、体調維持と予期できぬことには注意を怠ることなく過ごしましょう。梅雨にそろそろ入りますしね。。。

年頭に1月3日に掲げた今年の4つの企画に関し、やはり先ず気になるのが2020年度から始まる小学校5年生から導入される英語教育の正規化ですね。小学校の先生方は、現時点でも複数科目を教え、かつ子供たちの学校生活の保全と学業以外の種々の指導業務に日々追われていらっしゃるのに加えて、本当に英語を教えるという追加業務をこなされることが可能なのでしょうか。もしこれを実現しようとするならば、本来これを実現しようとしている文科省がその道筋をつくり、先生方の負担を極力軽減する精緻な仕組み、制度、カリキュラム、研修制度、更には中学高校そして大学までの一貫した制度を現状に基づき構築し、現場からの意見を反映させた仕組みづくりをすることが正道であり不可欠と考えます。果たして、1年足らずの期間でそれが可能なのでしょうか、いや、それ以前にそこまで考慮して改革を進めることを考えて導入しようとしているのでしょうか。

現在公表されている情報の範囲内では、そこまでに辿り着く道筋がみえません。欧米と異なり日本の中央集権的体質及び制度が根底にあり、しわ寄せが来るのはいつも現場という現状はもう辞さない限り、殊に教育に関しては前進への展望を期待するより失望する結果を招きかねないことを忘れてはならないと考えます。

当方がよく思い出すのは、フィンランドで1995年以降に実施された教育改革です。日本の文科省に当たる教育文化省が国家全体の教育制度やカリキュラム構成とその認可を司るのではなく、国家教育委員会という独立した組織を確立し、教師の方を中心とする現場の要請を反映させる体質づくりを整備していくことで、最も重要な子供たちの知育、精神力、思考力、自主行動力を培う体制整備を実施して来ました。そして何より教える側が上からの圧力を感じず、自分の創意工夫に基づいた方法で誇りをもって教育に相対しているのです。その結果はご存じのように、最終的には国を支える優秀な人材の誕生という成果を生み出しました。

フィンランドの教育改革を日本に適用した方がよいと考えているのではなく、いやそれは現状では不可能といった方が適切なのでしょうが、少なくとも現場の現状に即した子供たちのあらゆる面での成長を加味し、改革をするならすべきだというのが当方の考えです。上からの押し付け的教育制度では、指導する側、される側両方によい結果をもたらすとは到底考えられません。

当方は現在英語教育を専門としますが、米国大学院での国相関係学、国際教育学の枠組みから考えても、文科省の大義名分に基づく計画実施は良い結果を生み出すとは限らないと悟ります。殊に言語教育に関して言うならば、指導者はその言語に熟達していることは言うもがな、当然求められることです。再度フィンランドの言語教育を例に出せば、教師は少なくともその言語の全体像を把握し運用力を修得していることが求められます。しかしながら、これをまた日本の現状に当てはめることも不可能に近いのが現状でしょう。

ではすでに差し迫った英語教育の小学5年生からの正式科目としての導入に際しどう対処すべきなのでしょうか。現在の日本の教育において文科省が発信する手枷足枷を排除することができないのであれば、現場から問題点を指摘し、教育委員会から文科省へとフィードバックすることが先決であり、それを経て現場の許容範囲でできることを明確にすることが不可欠と考えます。

時間だけは止めることができません。子供はあっという間に成長していきます。そのプロセスの中で若い世代の担う、いや求める教育、そして教師が自主的に必要だと考えることを実践していく教育に変貌させる時期がもういい加減迫ってきていることを、それを担う当事者たちが認識してよい時期にきていると思います。

2020年度から始まる小学校での英語教育の正規化、疑問を感じながらもそれを逆に子供たちのより広範な観点からみて成長の手助けと解釈できるのであれば、それに沿った対策を現場も講じなければならないのでしょう。当教室はいかなる状況においても現場の立場から今回の改革を捉えていきます。無論、今まで通り僅かではありますが、英語教育の基本から口頭による英語教育手法までを現場の先生方と共に議論し学びながら進んでいく姿勢を崩すことなく進んでいきます。

この投稿へのコメント、以下当教室URLを通じてご意見や相談を是非お寄せください。心よりお待ち申し上げます。



英語教室 Good Performer
調布どっとこむ: https://chofu.com/good-performer/
公式HP    : https://good-performer.com 

あー、つい長くて堅い文章になってしまいました。失礼しました。最後までお読みくださり感謝申し上げます。最後にちょっとだけ。。。超簡単英語クイズです。これからも当教室の授業内容を理解していただくために最後に1問クイズつきにします。

Quiz 1
皆さんは、 “Thank you for your help.” と言われたらなんと答えますか。“You are welcome.’ですか。。。簡単すぎて馬鹿にするな, なんておっしゃらないでくださいね。

Quiz 2
では“How are you?”と聞かれたらなんと答えますか。 “I’m fine, thank you”ですか。。。

以上、超初級英語でした。 英語は同じ意図を表す表現は、日本語と比しても極めて多様です。先ずはここから始めるのも一つの手ですね。。。 次回から徐々にレベルを上げていきますぅ・・・。

e-mail: good-performer@jcom.home.ne.jpまで
お問い合わせを。是非小学校、中学校の先生方からのお問い合わせお待ちしております。無論、どなたからでも歓迎です‼ またお知り合いに今回の英語教育改正に対し対処の仕方に疑問や躊躇をかんじていらっしゃる先生方がいらっしゃいましたら、当教室のHPなどをご覧くださるよう勧めてくださいましたら何よりです。
  


  • Posted by 小田切 寛 at 21:00Comments(0)義務教育の英語

    どうなる日本の英語教育・・・?

    2019年04月01日

    こんにちは。相変わらずの筆不精が直らず1ヶ月ぶりの投稿になってしまいました。取りあげたことがありすぎるのも考え物です。さて今回は、文科省から公表された2020年度から実施される小学5、6年生から正規科目になる英語教育について考えてみます。

    国(具体的には文科省)の発想は、英語教育を早期に始めればグローバル化が進展する世界に対応できる人材育成するために、英語教育のスタート時期を早めることが近道であるということが根底にあり出て来たようですね。また韓国や中国は小学校3年から英語教育を開始しているという事実もこの決定に拍車をかけているのでしょうが。しかし現在の日本の英語教育を高等学校にまで延長して考えてみる時、果たしてこの早期開始という発想は適切なものと言えるのでしょうか。当方は、早期に開始することに反対しているのではなく、その前にやるべきことがあるのではないかと思えて仕方ありません。

    そもそも中学・高校併せて6年という年月の間英語を学んでいるにも関わらず、高校卒業時になぜ英語による会話力や文章作成力がしっかりと身につかないのでしょうか。小学校以降の英語教育をどうするかということを同時進行で考えなければ、この状況が大きく変わるとは思えません。従って今回の決定に際し、以下の4点について今後の英語教育に関し考えてみたいと思います。

    1.現時点で既に実施されている小学校でのALTが関与している英語の授業の効果はあるのか。

    2.英語という1つの言語を身につける上で、小学校⇒中学校⇒高校と進んで行く中で一貫性ある繋がりとそれを実現するためのカリキュラム構築はできているのか。

    3.小学校で正規科目にするための基盤となる指導者の育成・養成・研修体制はできているのか。

    4.高卒生の約50%が大学へ進学する現状において、中等教育の英語学習は大学入試との連携はとれているのか。

    今後、これら4つの視点から考えを述べてみたいと思います。無論、合間に異なった話題ですることもありますが。

    ※ 小学校で英語の授業を担当する先生方のための「教え方ワークショップ」を実施します。英語の正規科目化が決まった以上、先生方のお手伝いをしたいと考えています。



    お知らせ: 英語教室Good Performerの公式ホームページがアップされました。まだ最終バージョンではないですが、是非、アクセスしてみてください。以下URLです。

    URL: https://good-performer.com

    宜しくお願いします!


      


  • Posted by 小田切 寛 at 09:00Comments(0)義務教育の英語

    小学校5、6年生からの正規英語教育の行方は。。。

    2018年03月08日

    2018年もいよいよ春を迎えようとしていますね。春は様々な変化が生じ、新しいことが始まる季節ですね。当教室も新年度への移り変わりの時期へと進んでいます。

    今回は春ということもありますが、「変化」というテーマに着目して変わろうとしている小学、中学、高校における英語教育について再度考えてみようと思います。


    いよいよ今春から小学校5,6年生への正規授業としての英語教育が始まるようですね。無論、全国の小学校一斉に、かつ同じ体制で実施するということではないでしょうが、都内23区ではいくつかの学校で既に週数回定期的に英語の授業を実施することを決定しているようです。またそれ以前に小学生以下を対象とする英語教育は民間の英会話スクールのようなサービスを提供する側と子供たちの家庭といったサービスを受ける側の需給が一致し、加熱の一途をたどっているように感じます。こうした英語の早期教育の現状は、果たして本当に子供たちの語学力向上に繋がるのでしょうか。この疑問に対する当方の答えは、It depends.です。

    現在当教室では中学2年生の生徒数が増加しつつあります。その子たちの多くは小学生から、最も早期に英語を始めた生徒さんは3歳から英語を民間のスクール又は私立の幼稚舎から英語学習を始めています。ここで当方と同様に恐らく皆さんが持たれるかもしれないのは、「なぜそんなに早く英語を習い始めているのに中学になって当教室でまた英語を習う必要があるの。」という疑問ではないでしょうか。

    現状を率直に申し上げると、中学以前に様々な形態で実施されている英語学習と中学になって施される英語教育に大きな差があり、中学生になった途端に英語がわからなくなる子供が多くなるということです。無論、早期に英語学習を始めた子供の何割かは、中学に入学して順調に語学力伸ばしていくというケースもあるかとは思いますが。ここで問題なのは、かなりのこうした子供たちが英語をほぼ丸暗記の状態で「この英語は、こういう日本語の意味なる。」ということを覚え、かつまた単語主体で記憶しているためどういうルールに基づいてその表現が構成・配列されているかという重要な点が身についていないということです。また発音に関しても、子供の幼い聴覚で記憶しているため変に偏ったものになってしまうことが多く、更に悪いことには発音の似た単語の区別が出来ておらず、それが間違った意味で記憶されているケースが多く見受けられます。

    更にこれまで主に公立小学校で行われてきた月数回かの外国人講師による英語の授業に関しても、当方の見解では「ほとんど中学校とのリンクがなく言葉としての運用の観点から利点を見出せない」というのが本当のところです。絵を見て単語を覚えたり、あいさつや自己紹介程度の英語を丸暗記したり、英語の歌を歌ったりすることに何年も費やすことで本当に子供たちが将来必要とする語学力にプラスの効果をもたらすのでしょうか。子供たちに実際,小学校の頃の英語の授業を覚えているかどうか聞いても答えはいつもNOであり、断片的にしかその記憶がないのが現状です。

    こうした事実を察知してか又は教育改革の先取りのためなのか、ここ数年民間の学習塾が「読む」「聞く」「話す」「書く」英語力の習得を看板に掲げ英語の特別コースを開講し始めていますね。これはある意味義務教育で行われる英語教育の補完する効果はあるのかもしれません。但しこの場合も誰がそれをやっていくかというこが極めて重要であることを忘れてはならないと考えます。子供は新しいことを学ぶ時、教えられたことをそのまま素直に視覚と聴覚を使って記憶していきます。教える側がその事実を軽んじたらその責任は極めて重いと考えなければならないでしょう。

    以上のことを鑑み、当教室でも小学校と中学校、更にそれ以降の英語教育をうまくリンクさせていくために、小学校5、6年生を対象とした英会話ではない「英語コ-ス」を立ち上げる計画をしています。これまで当教室は「小学生以下は英語より、まず我々の母語である日本語をしっかりと身につける」という方針の下に小学生以下対象のコースは実施してきませんでした。しかし現状に対する不安と子供たちの将来を真剣に考えた結果、コ-スの開始を検討せざるを得ないという結論に達しました。長期的観点から本当に意味のある正確でかつ思考力に訴える当教室独自の教授方法で、単なる暗記に留まることのないコースの実現に向けてスタートします。

    まだまだお伝えしたいことがありますが、今回は現状に対する所見と今後の展望についてお伝えしました。次回は再度小学校での英語学習の意味を考え、中学校以降の英語教育との連関に関し更に洞察を深めてみたいと考えております。
      


  • Posted by 小田切 寛 at 10:00Comments(0)義務教育の英語

    英語教育 中学からレベル分け? 英語教室GP

    2014年02月28日

    こんにちは。
    前回までにお話しました、学校での中学英語のレベル分けに
    ついてちょっとだけ。

    私立の中学高校では主に受験進学を念頭に英語に限らず学
    力に応じたレベル分けがされているケースが多くみられますね
    。こうした仕組みは、大学受験を突破する手段として有効な方
    法なのでしょうから、敢えて目新しいコメントをすることもないか
    もしれません。ただし英語の重要性がより一層叫ばれるここ数
    年、果たしてクラス分けをしたり、現行より更に早い小学校3年
    生から学び始める必要があるでしょうか。

    よく言われることかもしれませんが、自分の生まれた国の言語
    をまずしっかりと身に付け、相手の言うことや文章をしっかり理
    解できること、そして思考や意見をまとめて伝えるという言葉の
    本来の役割と土台を築くことなしに、果たして他言語の本当の
    力がつくのでしょうか。思考し表現するという脳の働きは、どん
    な言語にも共通しています。まともに自分の母語の力が確立
    していないうちに、他言語の知識を正規の教育の中に取り込ん
    でいくことは、人の成長や脳の発達にプラスになると解釈する
    のは難しいでしょう。

    本格的に英語を学び始めるのは、日本語の語彙力、思考力、
    表現力が大人に近い段階になった時点で十分かと考えます。
    中学から開始し、クラスの中で言葉として学んでいくことを実践
    していけば十分なのではないでしょうか。英語イコール国際人
    材という短絡的発想に基づく改革は、最終的には効果が上が
    らず、逆に危険性を伴う可能性もあります。

    英語を学ぶ最終目標が、コミュ二ケーション力の習得でありそ
    れを国際人材に結び付けることを意図するのであれば、まず
    その核となる脳の発達に基づく思考力の向上に重点を置くべ
    きでしょう。そして、現行のような文法、語彙、読解、会話、と縦
    割りにし別個のものとして子供たちに指導するようなカリキュラ
    ムは根本的に見直さなければ、中学高校の6年間では英語は
    身につかないなどというセンスに欠けた結論に基づく改革案が
    見え隠れするだけでしょう。時間を延ばす、前倒しするといった
    物理的対応策で対処するのでなく、6年間で英語の総合力を
    上げる指導内容を実現するために、関係者が一刻も早く議論
    し結論を出す必要があると考えます。カリキュラムの抜本的見
    直しと教員養成強化は、そのための不可欠な要素です。少な
    くとも他言語を指導するならば、その言語を母語とする人々に
    近い程度の語学力と指導上必要不可欠なその言語に対する
    総体的知識と運用力は不可欠になるでしょう。

    昔、当方が大学で西洋史の授業を受けていた時の教授の言葉
    を最近よく思い出します。「他言語を指導するなら、その国で5年
    間はその言語に浸りその国の言語で文化を学び生活することが
    必要である。」と…。5年間海外で暮らす、これは不可能にしても
    今の日本の環境であれば、指導者の自覚さえあればそれに近
    づくことができるように思えます。こうしたことを実現するために、
    いやこうした視点から国は英語教育と国際人育成という目標を考
    え、真の意味での国際化を考えるべきであると思えてしかたあり
    ません。子供達ばかりに焦点を絞った改革に終始するのではなく、
    義務教育制度内の指導する側への支援が極めて大切に思ってい
    るのは当方だけでしょうか。


      


  • Posted by 小田切 寛 at 09:00Comments(0)義務教育の英語

    TOEIC「使う英語」と…受験真っ盛り‼

    2014年02月09日

    こんにちは。あっという間に1月も終わり早2月も中旬にさしかかって
    きましたね。昨日は首都圏でも大雪‼ 高校大学受験生を抱えている
    当方としては。大雪による今日の交通機関への影響がきになります。
    あっちゃん、道君、淳君、大丈夫だろうか? 無事に試験会場に到着
    してくれることを祈るばかりです。

    この冬は寒暖の差が激しく、体調を壊しやすいですから快眠快食を心
    掛けて過ごしましょう。当方も国際教育センターでの掛け持ち業務も
    一段落し久々に投稿できました。本当はこんなペースでお目にかかる
    のではなく、お伝えしたいことを整理して頻繁に投稿したいのですが。
    なかなか・・・です。

    教室では、今、高校大学受験が真っ盛りです。本来、当教室は大学生
    以上の大人の方々対象に授業を行う趣旨で開始したのですが、教育
    改革の波や英語の将来への必要性から中高生の生徒さんが半分近
    くを占めるようになりました。やはり子供たちと接していると、彼らの将
    来が見え隠れしどうにか力になりたいと思うようになります。

    今年は、大学受験生が5人、高校受験生が3人で、今正に試験を受け
    ている、また受けようとしているところです。結果はまだ先になりますが、
    どうか希望が実るよう共に歩む気持ちを維持して授業を続けています。
    そんな中で、また1つ気づいたことがあります。大学受験の場合、特に
    国公立大に多いのですが英語の試験の中に和文英訳が含まれている
    ものがあります。直前対策として、プライベートで来ている高校3年生
    の生徒さんから和文英訳を集中的にやってほしいと依頼され、この2
    週間ほど集中的に和文英訳に授業の半分を割いて実施しています。

    正直なところ、やはり6年間英語教育受けてきたにも関わらず、英語を
    書くということは極めて不慣れなようで四苦八苦しています。それにして
    も何故、英語を書けないのでしょうかね。そしてまた話せないのでしょう
    か。学校の英語の授業構成を見てみると、実に見事に縦割り型指導が
    行われているのがわかります。文法・読解・かなり形式的なALTによる
    英語の授業、ライティングとは名ばかりの文章暗記型授業、それぞれが
    独立していて横の繋がりが見えません。

    文法は、本来文章を読み、書き、聞き、話すためにあるもの。。。文法と
    いうルールを学んだら、次は読み、聞きし、そこから得た情報や英語表
    現を使って今度は自分自身で書いたり、話したりするというサークル型
    の学び方が必要なのは言うまでもありません。それぞれがバラバラに
    実施され、別物のように学んでいる限り子供たちの言葉としての英語
    力は永遠に伸びないと考えます。

    先日、読売新聞1面に中学の英語授業をクラス分けして実施しすると
    いう案が出ていりことを報じる記事が出ていましたね。繁忙であったた
    め詳しくは見ていないのですが、再度、この記事をよく読んで考えをお
    伝えしたいと思います。

    クラス分けという形式的な変更のみで、果たして英語力の向上は望め
    るのでしょうか。それ以前に、現在の義務教育から高校までの英語授
    業のカリキュラム自体を根本的に変える必要があると思います。この
    件については次回以降に。。。

    ところで来月3月から再び、大学生以上対象TOEIC教材を使った「使
    う英語」講座を実施する予定です。詳しい日程は調整の上、本ブログ
    および当教室HPにてお知らせします。いよいよ新しいこと今までやろ
    うとしてきっかけが見つからないままでいらっしゃる方々にとって、それ
    を開始する最適な時期がやってきますね。英語は、おそらくどんな場面
    や環境においても学んでおくことで役に立つ技能の1つだと思います。

    TOEIC教材用いた「使う英語」講座はそのスタートにマッチしたものか
    もしれません。当教室の生徒さんは、無論無料、外部の方々にも幅広
    く参加していただくため教材費のみで受講いただけます。


    ◆ お問い合わせ
    電話: 042-486-2004
    e-mail: good-performer@jcom.home.ne.jp
    URL: http;//chofu.com/good-performer/








      


  • Posted by 小田切 寛 at 00:04Comments(0)義務教育の英語

    英語教室GP 親子で英語レッスン!!

    2013年12月02日

    年末に近づいて、少し時間ができてきました。25日の投稿に続き、
    今日は教室に今年加わっていただいた生徒さんについて少しだけ
    お話を・・・聞いていただけたら嬉しいです。

    今年は、7年間の教室運営の歴史の中で、6月に初めて当教室の
    あるビル玄関に小さな緑色の看板を出しました。現在、その看板
    の効果はまだ然程現れていませんが。。。看板を出した当日の午
    後2時ごろ、教室のインターホンがなりました。受話器をとって
    出てみると女性の声で「お話を聞かせてください。」とのことで
    した。早速、コース説明、授業の進め方などお話ししました。お
    話ししているうちに、ご自身の学習歴や中学2年生のお子さんの
    話などいろいろ状況をお聞かせいただきました。その後、総合英
    語とTOEIC対策の授業に体験参加され、6月よりTOEIC上級コース
    に正規参加決定されたのですが。。。それから2週間後、「実は私
    立中学2年生の息子もクラスに通わせたい。」とのお話をいただ
    きました。翌週から中学総合英語で勉強を開始しました。学校の
    定期試験対策を中心に、英検準2級対策、教室の教材を使ってのリ
    スニング、スピーキングの練習などメリハリをつけながら実施し
    ようと意気込んでいましたが、本人はいつも元気がなく、時には
    授業中に寝てしまうこともありました。当方は、無理な状態での
    強制的な勉強は効果がないと思っています。体や精神が疲労して
    いる時に無理に新しいことを詰め込もうとしても逆効果です。本
    人を机で20分程度眠らせてから、勉強はします。大抵その後は通
    常の勉強態勢に戻ります。

    それにしても、今の中学生は疲れていますね。部活に塾、学校の
    受験を先取りした勉強やテストで気持ちも体も疲れ切っているよ
    うに思います。自分が中学の頃3年生の2学期まで部活も勉強も
    然程むりなく心身の成長に合わせて、学校生活が進んでいた時の
    ことを考えると、現状はかなり過酷なように感じます。土日も関
    係なく部活があり帰宅はほとんど夜9時。。。ちょっと考えてしま
    います。現在進んでいる行政による教育改革は、将来一体どんな
    結果を生むのでしょうか。一つだけ決して忘れてはならないのは、
    中高生である10代は、知力、体力、精神力が発達するも最も大
    切な時期であるということ。生活において忍耐を覚えることは大
    切ですが、子供が夢や希望を含めて将来を考える余裕だけは持た
    せてあげなければ、教育、いや社会全体が活気を失う気がしてな
    りません。

    英語に話を移して考えてみると、学校教育の中で教えられている
    英語、偏りがありすぎます。英語を学ぶことは、クイズを解くこ
    とでもなければルールを暗記することでもありません。また複雑
    に作りこまれた問題を解くテクニックを身に付けることでもあり
    ません。でも実際はその部分を評価し出来不出来が判断される現
    状。。。これでは子供疲れ果ててしまうでしょうし興味もうしな
    い学ぶ気力も衰えます。義務教育の中で教えられる英語が早くこ
    の状況を脱し、国際化、国際化と叫ぶ行政や世の中の声に追いつ
    く時が来る日を見据えて今の在り方を考えていく必要があります。
    学ぶということは目標を掲げて、手法を提供せずそれだけを追求
    させようとすることではありません。そしてそれは教育とは言い
    難い気がします。教育は演繹的ではなく帰納的アプローチが不可
    欠です。どうかそのことを忘れず、行政や制度、そして正規の学
    校には、子供達の学んでいく過程と道筋をしっかりと描き形作り
    ながら課程の組立をしてほしいものです。

    当教室では、こうした社会の現状や変容とは全く無関係に自然な
    学習プロセスで言葉が身につくように、手法を工夫していきたい
    と考えています。

    話しは元に戻りますが、上記の生徒さんのお母様、教材との格闘、
    授業での新出項目の復習に日々没頭され、今では大分授業にもな
    れていらっしゃいます。お子さんに学ぶことの見本を示さんとば
    かり奮闘されるお母様に敬意を表します。息子さん、疲れた姿は
    そのままですが、少しずつ成績も伸びて毎週1回休まず通ってく
    れています。笑顔を絶やさず学んでくれる日が来るようこちらも
    奮闘する覚悟です。

    人が学ぶ環境や立場は様々です。母親としての立場、子供もとし
    ての立場、会社員としての立場などなど、学ばれるご本の熱意に
    加えしっかりした環境と手法を提示し学ぶことの意味と楽しさを
    生活の中で見出しながら進むことが求められる姿のように思いま
    す。12月に入り来年に向け改めて、言葉は何より使うことが最終
    目標であること忘れてはならないことを感じ、また同時にそれを
    最優先させ生徒さん達と接していきたいと考えています。




      


  • Posted by 小田切 寛 at 00:07Comments(0)義務教育の英語

    受験英語って? 英語教室GPから・・・

    2013年02月16日

    こんにちは。

    まだまだ寒い日が続きますね。でも寒さと暖かさの兆しが交互にやって
    くるこの季節、三寒四温とはよくできた言葉ですね。今後は、花粉も加
    わり体調も崩しやすい季節、健康管理に気を付けましょう。

    さて今回は受験真っ盛りということもあり、ちょっとだけ受験英語につ
    いてお話を・・・。

    ところで「受験英語」という言葉が使わられ始めてから、何だか大変久
    しい気がします。当方が確か受験を経験した時には、既にかなり定着し
    ていた言葉かと・・・。もう数十年前ですが。それにしても受験英語と
    は何者でしょうか。聞き話し、そして書くことは、遥かに日本の高校で
    勉強した子供たちより優れている帰国子女の子供たちが、国公立、難関
    私大の受験英語には四苦八苦している現実、なんとも不可思議な現象で
    す。

    当教室は、本来社会人の方々を中心とする大人の方々を本来対象に授業
    を実施していますが、最近中高生の入室が多くなってきています。また
    外部での帰国子女指導の関係から、大学受験の入試問題を頻繁に目にし、
    内容チェックをする機会が増えました。率直なところ、「この英文、一
    体どんな状況でまたどんなきっかけで読むことがあるのだろう。」「一
    生のうちで2度とお目にかからないだろうな。」と感じるものが試験問
    題の素材になっていることが少なくありません。長文の和訳、公式化さ
    れているかのような文法問題、語の並び替え、正誤判断を問うもの等々、
    まるでクイズを解くか翻訳者になる力を問うかのようなものがまだまだ
    多いです。こうした傾向は、いつまで続くのでしょうか。

    そしてまた他方において、そんな受験を経てきた大学生に巡り合う度に
    感じることは、英語の運用力がかなり弱いことです。英語は、受験科目
    として知識や教養の枠内に閉じ込めておくものではありません。「使え
    てナンボ!」というのが本当の語学力ですよね。無論、大学から再度英語
    を、実践的な英語を気持ちも新たに始めることには意味があり、今の中
    等教育までの英語教育のカリキュラム及び受験科目としての英語対策の
    現状を鑑みると、当然のことであるのかもしれません。

    でも今、現在求められるのは、もっと早い時期に、小学生からでなくて
    もよいから中学から、運用することを念頭に言葉を学んでいく内容に変
    革を遂げ、大学に入る際もそうした実用面に焦点を絞った選抜基準に変
    えていくことで、一連の英語教育の流れに移行していくことかと思いま
    す。そして、既に社会からの要請も相まってその段階に入ってきている
    ことを痛感します。

    言葉には学び方があります。バランス重視の手法でInputとOutputを均等
    に行うことが教育環境の中で実現すれば、中等教育の6年間は子供たち
    にとって実に有意義な期間になることは間違いないのでは、と感じて止
    みません。

    上記の流れの第一歩として、教室での授業も今後も実践重視の「英語の
    学び方」持続していきます。そしてこの道を辿ることで、いわゆる受験
    英語や英検、学校の定期試験も問題なく通過していくことができること
    は、昨年の国立大学合格者、中学2年生で英検準2級まで1年と数ヶ月
    で到達した生徒さん達が目指す結果を修める事ができることを示してく
    れていると確信しています。

    英語のルールと言葉としての表現を使うことを何よりも優先して学んで
    いくこと大切です。







      


  • Posted by 小田切 寛 at 08:00Comments(0)義務教育の英語

    学校の英語との違いは。。。?

    2012年05月28日

    こんにちは。

    5月からいよいよ6月へと入っていきますね。中学・高校では
    中間試験真っ最中、または既に終了した学校もあるようです。
    勉強の調子、または結果はいかがでしたか。

    生徒さんたちの学校で行われている中間・期末試験の問題を見て
    みると、千差万別でなかなか興味深いです。文法中心での書き換
    えや空所補充、教科書主体の出題で本文の復習重視の問題構成、
    そして応用問題(長文読解問題)を付け加えた応用力評価型等、と
    ても多様です。

    どれも英語を学ぶ過程で必要な力がついているかを評価している
    点は共通していますね。でも言葉を学ぶ最終的なゴールは何なの
    でしょうか。それは日本語と同じように、読めて書けて、聞いて
    話せることは言うまでもありません。

    言葉はあくまでも、人と人とが意思の疎通をしたり、伝えたいこ
    とを伝える、またもらったメッセージを理解しそれに返事を返す
    ことですよね。このことをいつも忘れずに子供たちに言葉を身に
    付けてもらいたものです。なざなら受験を終わっても、社会人に
    なり仕事をする、海外へ行ったり、海外から日本にやってくる人
    達とコミュニケーションする、メールでやりとりするなど、将来
    求められる当然ともいえる言葉の力を今から積み上げていくこと
    が大切だからです。

    be going to doとwillは未来を表す同じ表現、
    want to doとwould like to doは意味は同じだがwould like to do
    の方が丁寧な表現、Could you tell me the way to the station?は
    Can you tell・・・?よりも丁寧な表現、などなど「同じ」「違う」
    という簡単な言葉による説明だけで、英語を理解していくことは、
    上に述べた言葉を使うことを目的として身に付けていく過程では、
    とてもリスクがあります。

    「どうして同じなの?」、「どうして違うの?」の理由が明確に
    なって始めてしっかりした言葉が使えるようになるのですよね。

    先の長い長い子供達には、是非ともそのことを理解しながら言葉と
    しての英語を実感しながら身に付けて欲しいと切望しながら授業を
    実施しています。

    聞き話し読み書くことを実践し、音声教材と私との英語によるやり
    とりの中で、そんな実感をおぼえながら進んでいる子供たち、教室
    では増えてきています。

    来月、中学1年生で、英検2級1次試験合格している子供にお会い
    することになっています。日本の環境だけでそこまで到達したそう
    です。どんな話が聞けるのか、いまからわくわくしています。

    学校の勉強をより効果的に生かすためにも、総合力を向上させるため
    の方法で英語を学びましょう。そんな授業実践していき続けます。

    ◆お問合せ

    電話:042-486-2004
    e-mail:good-performer@jcom.home.ne.jp
    URL: http://chofu.com/good-performer/






      


  • Posted by 小田切 寛 at 10:40Comments(0)義務教育の英語

    中学生になる前に英語準備を。。。Part4

    2011年01月04日

    あけましておめでとうございます。
    昨年は投稿を定期的にできず、大変申し訳ありませんでした。

    今年は、できる限り記事の書き込みしたいと思っています。
    思うだけではなく、実行します。。。

    ところで年末の「中学入学前英語準備講座」に、お問合せいた
    だいた皆さん、ありがとうございました。残念ながら実施には至
    りませんでしたが、諦めずに今年も実施予定を組みたいと思っ
    ています。

    言葉を身に付けるのに、中学入学前は時期として充分過ぎるく
    らい早い時期だと思っています。また中学生や高校生になって
    からでも語学習得は充分間に合います。いや大人になってから
    でも。。。音から入り、音の感性をベースに英語のルールを身に
    付け、話すこと書くこと読むことに繋げていく学び方を、どうしても
    子供達に身に付けて欲しいのです。

    国際化が更に進む中、将来日本人が自分の考えや意見をはっ
    き言える言葉が日本語だけよりは、それに英語が加わることで
    自分の将来の可能性を広げてくれると確信しています。

    今の日本の英語教育に必要で、同時に最も大切なことを早い時
    期に身に付けてもらいたいので。。

    講座の日程は、決まり次第お知らせします。  


  • Posted by 小田切 寛 at 10:54Comments(0)義務教育の英語

    小学生から英語?

    2010年11月13日

    小学生高学年からの英語教育、徐々に自治体ベースに
    導入されているようですね。効果はいかほどなのでしょうか。

    母語を確立しないうちに、他言語を学ぶことは母語の正常な
    発達を阻害するという意見もあるようです。でも10歳以上に
    なれば、日本語のしっかりした骨組みはできているはず。
    英語を学んでもマイナスにはならなように思います。

    でも問題なのは学び方。。。! 中学校、高校の6年間あれ
    ば、充分言葉として運用できる力がつくと思います。ましてや
    小学校から始めれば。。

    言葉はもともと音から始まったもの。話す音が文字へと変化し
    記録するという人間特有の保存方法を生み出してきたのです
    よね。。だったらどうにか音から文字への学習方法で英語を
    身に付けることができなか。。。そんなこと教室でやってます。

    また話すには、ルールの習得が重要ですね。聞いて話して
    読んで書く、をバランスよくやらない限りコミュニケーションする
    ための英語は身につきません。

    近頃、成長課程にある子供達の時間の重要さ、つくづく感じて
    います。そんなことを考えているうちに、来年から中学生になる
    子供たちに、しっかりバランスノとれた学び方で英語を身につけ
    でもらう機会を設けようと思いつきました。詳細は、カテゴリー
    「英語イベントやります。。」をご覧ください。

    次は、教室での風景、もう少しお伝えします。

      


  • Posted by 小田切 寛 at 16:25Comments(0)義務教育の英語

    話すことと書くこと

    2010年09月29日

    現在、高校生、大学受験生を何人か教えています。
    学んできた学校の違いはあれど、共通して言えるの
    は、話すことと書くことが、圧倒的に弱いということ。

    思えば、言葉は環境によって形成されるものですよね。
    そんな言葉を育てる環境が足りないのですね。

    どうしたら、そんな環境を作って行けるのでしょうか。
    調布の教室で実践していることお伝えしていきます。  


  • Posted by 小田切 寛 at 10:54Comments(0)義務教育の英語