たまりば

多摩のコミュニティビジネス 多摩のコミュニティビジネス調布市 調布市

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
プロフィール
小田切 寛
小田切 寛
こんにちは。英語教室Good Performrの小田切です。これまでの生活や仕事をしてきた中で英語教育について感じてきたことを皆さんにお伝えします。
現在調布で中学生から社会人まで幅広い方々を対象に調布市小島町(調布駅南口徒歩5分)英語教室を営んでいます。調布市に留まらず多摩、更には全国規模での英語教育の在り方について考えていきます。

慶應義塾大学文学部教育学専攻卒
米国George Washington 大学大学院
Elliott School of International Affairs
国際関係学部国際開発プログラム
国際教育修士号取得(栄誉卒)
学べる英語教室「Good Performer」代表
駿台国際教育センター英語講師(駿台予備校グループ)

英語教室GP 親子で英語レッスン!!

2013年12月02日

年末に近づいて、少し時間ができてきました。25日の投稿に続き、
今日は教室に今年加わっていただいた生徒さんについて少しだけ
お話を・・・聞いていただけたら嬉しいです。

今年は、7年間の教室運営の歴史の中で、6月に初めて当教室の
あるビル玄関に小さな緑色の看板を出しました。現在、その看板
の効果はまだ然程現れていませんが。。。看板を出した当日の午
後2時ごろ、教室のインターホンがなりました。受話器をとって
出てみると女性の声で「お話を聞かせてください。」とのことで
した。早速、コース説明、授業の進め方などお話ししました。お
話ししているうちに、ご自身の学習歴や中学2年生のお子さんの
話などいろいろ状況をお聞かせいただきました。その後、総合英
語とTOEIC対策の授業に体験参加され、6月よりTOEIC上級コース
に正規参加決定されたのですが。。。それから2週間後、「実は私
立中学2年生の息子もクラスに通わせたい。」とのお話をいただ
きました。翌週から中学総合英語で勉強を開始しました。学校の
定期試験対策を中心に、英検準2級対策、教室の教材を使ってのリ
スニング、スピーキングの練習などメリハリをつけながら実施し
ようと意気込んでいましたが、本人はいつも元気がなく、時には
授業中に寝てしまうこともありました。当方は、無理な状態での
強制的な勉強は効果がないと思っています。体や精神が疲労して
いる時に無理に新しいことを詰め込もうとしても逆効果です。本
人を机で20分程度眠らせてから、勉強はします。大抵その後は通
常の勉強態勢に戻ります。

それにしても、今の中学生は疲れていますね。部活に塾、学校の
受験を先取りした勉強やテストで気持ちも体も疲れ切っているよ
うに思います。自分が中学の頃3年生の2学期まで部活も勉強も
然程むりなく心身の成長に合わせて、学校生活が進んでいた時の
ことを考えると、現状はかなり過酷なように感じます。土日も関
係なく部活があり帰宅はほとんど夜9時。。。ちょっと考えてしま
います。現在進んでいる行政による教育改革は、将来一体どんな
結果を生むのでしょうか。一つだけ決して忘れてはならないのは、
中高生である10代は、知力、体力、精神力が発達するも最も大
切な時期であるということ。生活において忍耐を覚えることは大
切ですが、子供が夢や希望を含めて将来を考える余裕だけは持た
せてあげなければ、教育、いや社会全体が活気を失う気がしてな
りません。

英語に話を移して考えてみると、学校教育の中で教えられている
英語、偏りがありすぎます。英語を学ぶことは、クイズを解くこ
とでもなければルールを暗記することでもありません。また複雑
に作りこまれた問題を解くテクニックを身に付けることでもあり
ません。でも実際はその部分を評価し出来不出来が判断される現
状。。。これでは子供疲れ果ててしまうでしょうし興味もうしな
い学ぶ気力も衰えます。義務教育の中で教えられる英語が早くこ
の状況を脱し、国際化、国際化と叫ぶ行政や世の中の声に追いつ
く時が来る日を見据えて今の在り方を考えていく必要があります。
学ぶということは目標を掲げて、手法を提供せずそれだけを追求
させようとすることではありません。そしてそれは教育とは言い
難い気がします。教育は演繹的ではなく帰納的アプローチが不可
欠です。どうかそのことを忘れず、行政や制度、そして正規の学
校には、子供達の学んでいく過程と道筋をしっかりと描き形作り
ながら課程の組立をしてほしいものです。

当教室では、こうした社会の現状や変容とは全く無関係に自然な
学習プロセスで言葉が身につくように、手法を工夫していきたい
と考えています。

話しは元に戻りますが、上記の生徒さんのお母様、教材との格闘、
授業での新出項目の復習に日々没頭され、今では大分授業にもな
れていらっしゃいます。お子さんに学ぶことの見本を示さんとば
かり奮闘されるお母様に敬意を表します。息子さん、疲れた姿は
そのままですが、少しずつ成績も伸びて毎週1回休まず通ってく
れています。笑顔を絶やさず学んでくれる日が来るようこちらも
奮闘する覚悟です。

人が学ぶ環境や立場は様々です。母親としての立場、子供もとし
ての立場、会社員としての立場などなど、学ばれるご本の熱意に
加えしっかりした環境と手法を提示し学ぶことの意味と楽しさを
生活の中で見出しながら進むことが求められる姿のように思いま
す。12月に入り来年に向け改めて、言葉は何より使うことが最終
目標であること忘れてはならないことを感じ、また同時にそれを
最優先させ生徒さん達と接していきたいと考えています。






  • 同じカテゴリー(義務教育の英語)の記事
     日本の英語教育、どうなるの? 英語教室Good Peformer (2019-05-23 21:00)
     どうなる日本の英語教育・・・? (2019-04-01 09:00)
     小学校5、6年生からの正規英語教育の行方は。。。 (2018-03-08 10:00)
     英語教育 中学からレベル分け? 英語教室GP (2014-02-28 09:00)
     TOEIC「使う英語」と…受験真っ盛り‼ (2014-02-09 00:04)
     受験英語って? 英語教室GPから・・・ (2013-02-16 08:00)

    Posted by 小田切 寛 at 00:07│Comments(0)義務教育の英語
    ※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

    削除
    英語教室GP 親子で英語レッスン!!
      コメント(0)