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プロフィール
小田切 寛
小田切 寛
こんにちは。英語教室Good Performrの小田切です。これまでの生活や仕事をしてきた中で英語教育について感じてきたことを皆さんにお伝えします。
現在調布で中学生から社会人まで幅広い方々を対象に調布市小島町(調布駅南口徒歩5分)英語教室を営んでいます。調布市に留まらず多摩、更には全国規模での英語教育の在り方について考えていきます。

慶應義塾大学文学部教育学専攻卒
米国George Washington 大学大学院
Elliott School of International Affairs
国際関係学部国際開発プログラム
国際教育修士号取得(栄誉卒)
学べる英語教室「Good Performer」代表
駿台国際教育センター英語講師(駿台予備校グループ)

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Posted by たまりば運営事務局 at

英語教育 中学からレベル分け? 英語教室GP

2014年02月28日

こんにちは。
前回までにお話しました、学校での中学英語のレベル分けに
ついてちょっとだけ。

私立の中学高校では主に受験進学を念頭に英語に限らず学
力に応じたレベル分けがされているケースが多くみられますね
。こうした仕組みは、大学受験を突破する手段として有効な方
法なのでしょうから、敢えて目新しいコメントをすることもないか
もしれません。ただし英語の重要性がより一層叫ばれるここ数
年、果たしてクラス分けをしたり、現行より更に早い小学校3年
生から学び始める必要があるでしょうか。

よく言われることかもしれませんが、自分の生まれた国の言語
をまずしっかりと身に付け、相手の言うことや文章をしっかり理
解できること、そして思考や意見をまとめて伝えるという言葉の
本来の役割と土台を築くことなしに、果たして他言語の本当の
力がつくのでしょうか。思考し表現するという脳の働きは、どん
な言語にも共通しています。まともに自分の母語の力が確立
していないうちに、他言語の知識を正規の教育の中に取り込ん
でいくことは、人の成長や脳の発達にプラスになると解釈する
のは難しいでしょう。

本格的に英語を学び始めるのは、日本語の語彙力、思考力、
表現力が大人に近い段階になった時点で十分かと考えます。
中学から開始し、クラスの中で言葉として学んでいくことを実践
していけば十分なのではないでしょうか。英語イコール国際人
材という短絡的発想に基づく改革は、最終的には効果が上が
らず、逆に危険性を伴う可能性もあります。

英語を学ぶ最終目標が、コミュ二ケーション力の習得でありそ
れを国際人材に結び付けることを意図するのであれば、まず
その核となる脳の発達に基づく思考力の向上に重点を置くべ
きでしょう。そして、現行のような文法、語彙、読解、会話、と縦
割りにし別個のものとして子供たちに指導するようなカリキュラ
ムは根本的に見直さなければ、中学高校の6年間では英語は
身につかないなどというセンスに欠けた結論に基づく改革案が
見え隠れするだけでしょう。時間を延ばす、前倒しするといった
物理的対応策で対処するのでなく、6年間で英語の総合力を
上げる指導内容を実現するために、関係者が一刻も早く議論
し結論を出す必要があると考えます。カリキュラムの抜本的見
直しと教員養成強化は、そのための不可欠な要素です。少な
くとも他言語を指導するならば、その言語を母語とする人々に
近い程度の語学力と指導上必要不可欠なその言語に対する
総体的知識と運用力は不可欠になるでしょう。

昔、当方が大学で西洋史の授業を受けていた時の教授の言葉
を最近よく思い出します。「他言語を指導するなら、その国で5年
間はその言語に浸りその国の言語で文化を学び生活することが
必要である。」と…。5年間海外で暮らす、これは不可能にしても
今の日本の環境であれば、指導者の自覚さえあればそれに近
づくことができるように思えます。こうしたことを実現するために、
いやこうした視点から国は英語教育と国際人育成という目標を考
え、真の意味での国際化を考えるべきであると思えてしかたあり
ません。子供達ばかりに焦点を絞った改革に終始するのではなく、
義務教育制度内の指導する側への支援が極めて大切に思ってい
るのは当方だけでしょうか。


  


  • Posted by 小田切 寛 at 09:00Comments(0)義務教育の英語

    春から英語‼ TOEIC講座も。。。

    2014年02月19日

    こんにちは。2週間連続で降った雪のために、かなりの食品類が
    生産地域から輸送を妨げられて東京まで届いていないこと、コン
    ビニやスパーで感じますね。震災の時もそうでしたが、普段感じ
    ない不便さ?を改めて目の当たりにすると、逆に如何に便利さ
    に慣れすぎているかを痛感せざるを得ません。限られた資源や
    生産者の苦労、物の大切さなど再度認識し直さなければならな
    い時期が来ている気がします。

    ともあれ2月も後半に入り、春の風を感じる時も迫っている実感
    が芽生え始めます。前々回お話した中学の英語クラス分け案に
    ついてのコメントは少々お待ちください。今日は生徒さんに指導
    差し上げながら感じることを少しだけ…

    英語はバランスよく聞く、話す、読む、書くことを実践していくこと
    が言葉としての英語をより早く効率的に身に付けることができる
    ことは言うまでもありませんが、学ぶポイントとして最も大切な点
    とは一体何なのでしょうかね。TOEICのような試験は知識ベース
    のもので、語彙や読む力、聞く力を中心に評価するものですが、
    これは言葉の一側面でしかありませんね。例えば、聞いてわかる
    こととその聞いたことと同じ水準の表現を自分で書いたり話した
    りすることは根本的に違う脳の部分を使って実現されます。聞い
    て読むことはできても、書くこと話すことが出来ないのはそのため
    ですね。

    そこで当方のお薦めは、動詞を中心として語と語の繋がり表現で
    きるだけ多く、理解に基づいて蓄積していくことです。つまり動詞
    +目的語+to doといった動詞との連携で出来上がっている形をよ
    り多く積み上げるのです。単純な話、lookのような語の意味のみ
    を知っていてもほとんど言葉として運用力はつきません。単語テ
    スト?はっきり言って意味ない時間の浪費ともいえる英語力のチ
    ェック手法です。Lookはlook at, look over, look for, look out
    for, look into, look in, look up to, look down on, look+形容詞
    、look like+名詞、look like 主語+動詞のように日常的によく使わ
    れる形態で覚え使ってみるということをしない限り、英語の総合
    力自体向上しません。

    3月8日、22日、暫定的ではあるのですがTOEIC「使う英語」講
    座を再開します。この講座では、今申し上げたことを含め、英語
    を使うことに焦点を絞り込んだ内容に組み立ててあります。この
    ことを忘れずに学んでいけば、聞くこと読むことにも大きな効果
    を及ぼすことは間違いありません。3月という春の正に初めから
    、特に「いつかは英語を…」と思われている方の参加をお待ちし
    たいと思います。無論、興味がある方々はどなたでも、お気兼ね
    なく!!

    次回は、もう少し英語についての学び方+指導の仕方について
    考えをまた少しだけお話させてください。中学のクラス分けにつ
    いても一言お話出来ればと思っています。


    ◆ お問い合わせ
    電話: 042-486-2004
    e-mail: good-performer@jcom.home.ne.jp
    URL: http;//chofu.com/good-performer/





      


  • TOEIC「使う英語」と…受験真っ盛り‼

    2014年02月09日

    こんにちは。あっという間に1月も終わり早2月も中旬にさしかかって
    きましたね。昨日は首都圏でも大雪‼ 高校大学受験生を抱えている
    当方としては。大雪による今日の交通機関への影響がきになります。
    あっちゃん、道君、淳君、大丈夫だろうか? 無事に試験会場に到着
    してくれることを祈るばかりです。

    この冬は寒暖の差が激しく、体調を壊しやすいですから快眠快食を心
    掛けて過ごしましょう。当方も国際教育センターでの掛け持ち業務も
    一段落し久々に投稿できました。本当はこんなペースでお目にかかる
    のではなく、お伝えしたいことを整理して頻繁に投稿したいのですが。
    なかなか・・・です。

    教室では、今、高校大学受験が真っ盛りです。本来、当教室は大学生
    以上の大人の方々対象に授業を行う趣旨で開始したのですが、教育
    改革の波や英語の将来への必要性から中高生の生徒さんが半分近
    くを占めるようになりました。やはり子供たちと接していると、彼らの将
    来が見え隠れしどうにか力になりたいと思うようになります。

    今年は、大学受験生が5人、高校受験生が3人で、今正に試験を受け
    ている、また受けようとしているところです。結果はまだ先になりますが、
    どうか希望が実るよう共に歩む気持ちを維持して授業を続けています。
    そんな中で、また1つ気づいたことがあります。大学受験の場合、特に
    国公立大に多いのですが英語の試験の中に和文英訳が含まれている
    ものがあります。直前対策として、プライベートで来ている高校3年生
    の生徒さんから和文英訳を集中的にやってほしいと依頼され、この2
    週間ほど集中的に和文英訳に授業の半分を割いて実施しています。

    正直なところ、やはり6年間英語教育受けてきたにも関わらず、英語を
    書くということは極めて不慣れなようで四苦八苦しています。それにして
    も何故、英語を書けないのでしょうかね。そしてまた話せないのでしょう
    か。学校の英語の授業構成を見てみると、実に見事に縦割り型指導が
    行われているのがわかります。文法・読解・かなり形式的なALTによる
    英語の授業、ライティングとは名ばかりの文章暗記型授業、それぞれが
    独立していて横の繋がりが見えません。

    文法は、本来文章を読み、書き、聞き、話すためにあるもの。。。文法と
    いうルールを学んだら、次は読み、聞きし、そこから得た情報や英語表
    現を使って今度は自分自身で書いたり、話したりするというサークル型
    の学び方が必要なのは言うまでもありません。それぞれがバラバラに
    実施され、別物のように学んでいる限り子供たちの言葉としての英語
    力は永遠に伸びないと考えます。

    先日、読売新聞1面に中学の英語授業をクラス分けして実施しすると
    いう案が出ていりことを報じる記事が出ていましたね。繁忙であったた
    め詳しくは見ていないのですが、再度、この記事をよく読んで考えをお
    伝えしたいと思います。

    クラス分けという形式的な変更のみで、果たして英語力の向上は望め
    るのでしょうか。それ以前に、現在の義務教育から高校までの英語授
    業のカリキュラム自体を根本的に変える必要があると思います。この
    件については次回以降に。。。

    ところで来月3月から再び、大学生以上対象TOEIC教材を使った「使
    う英語」講座を実施する予定です。詳しい日程は調整の上、本ブログ
    および当教室HPにてお知らせします。いよいよ新しいこと今までやろ
    うとしてきっかけが見つからないままでいらっしゃる方々にとって、それ
    を開始する最適な時期がやってきますね。英語は、おそらくどんな場面
    や環境においても学んでおくことで役に立つ技能の1つだと思います。

    TOEIC教材用いた「使う英語」講座はそのスタートにマッチしたものか
    もしれません。当教室の生徒さんは、無論無料、外部の方々にも幅広
    く参加していただくため教材費のみで受講いただけます。


    ◆ お問い合わせ
    電話: 042-486-2004
    e-mail: good-performer@jcom.home.ne.jp
    URL: http;//chofu.com/good-performer/








      


  • Posted by 小田切 寛 at 00:04Comments(0)義務教育の英語

    中学英語レベル分けって?英語教室GP

    2014年02月07日

    こんにちは。
    前回までにお話しました、学校での中学英語のレベル分け
    についてちょっとだけ。

    私立の中学高校では主に受験進学を念頭に英語に限らず
    学力に応じたレベル分けがされているケースが多くみられま
    すね。こうした仕組みは、大学受験を突破する手段として有
    効な方法なのでしょうから、敢えて目新しいコメントをするこ
    ともないかもしれません。ただし英語の重要性がより一層叫
    ばれるここ数年、果たしてクラス分けをしたり、現行より更に
    早い小学校3年生から学び始める必要があるでしょうか。

    よく言われることかもしれませんが、自分の生まれた国の言
    語をまずしっかりと身に付け、相手の言うことや文章をしっか
    り理解できること、そして思考や意見をまとめて伝えるという
    言葉の本来の役割と土台を築くことなしに、果たして他言語
    の本当の力がつくのでしょうか。思考し表現するという脳の
    働きは、どんな言語にも共通しています。まともに自分の母
    語の力が確立していないうちに、他言語の知識を正規の教
    育の中に取り込んでいくことは、人の成長や脳の発達にプ
    ラスになると解釈するのは難しいでしょう。

    本格的に英語を学び始めるのは、日本語の語彙力、思考力、
    表現力が大人に近い段階になった時点で十分かと考えます。
    中学から開始し、クラスの中で言葉として学んでいくことを実
    践していけば十分なのではないでしょうか。英語イコール国
    際人材という短絡的発想に基づく改革は、最終的には効果
    が上がらず、逆に危険性を伴う可能性もあります。

    英語を学ぶ最終目標が、コミュ二ケーション力の習得であり
    それを国際人材に結び付けることを意図するのであれば、
    まずその核となる脳の発達に基づく思考力の向上に重点を
    置くべきでしょう。そして、現行のような文法、語彙、読解、会
    話、と縦割りにし別個のものとして子供たちに指導するような
    カリキュラムは根本的に見直さなければ、中学高校の6年間
    では英語は身につかないなどというセンスに欠けた結論に基
    づく改革案が見え隠れするだけでしょう。時間を延ばす、前倒
    しするといった物理的対応策で対処するのでなく、6年間で英
    語の総合力を上げる指導内容を実現するために、関係者が一
    刻も早く議論し結論を出す必要があると考えます。カリキュラム
    の抜本的見直しと教員養成強化は、そのための不可欠な要素
    です。少なくとも他言語を指導するならば、その言語を母語とす
    る人々に近い程度の語学力と指導上必要不可欠なその言語
    に対する総体的知識と運用力は不可欠になるでしょう。

    昔、当方が大学で西洋史の授業を受けていた時の教授の言葉
    を最近よく思い出します。「他言語を指導するなら、その国で5
    年間はその言語に浸りその国の言語で文化を学び生活するこ
    とが必要である。」と…。5年間海外で暮らす、これは不可能に
    しても今の日本の環境であれば、指導者の自覚さえあればそれ
    に近づくことができるように思えます。こうしたことを実現するた
    めに、いやこうした視点から国は英語教育と国際人育成という
    目標を考え、真の意味での国際化を考えるべきであると思えて
    しかたありません。子供達ばかりに焦点を絞った改革に終始す
    るのではなく、義務教育制度内の指導する側への支援が極め
    て大切に思っているのは当方だけでしょうか。


      


  • Posted by 小田切 寛 at 09:00Comments(0)中学前から英語を本格的に!!