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プロフィール
小田切 寛
小田切 寛
こんにちは。英語教室Good Performrの小田切です。これまでの生活や仕事をしてきた中で英語教育について感じてきたことを皆さんにお伝えします。
現在調布で中学生から社会人まで幅広い方々を対象に調布市小島町(調布駅南口徒歩5分)英語教室を営んでいます。調布市に留まらず多摩、更には全国規模での英語教育の在り方について考えていきます。

慶應義塾大学文学部教育学専攻卒
米国George Washington 大学大学院
Elliott School of International Affairs
国際関係学部国際開発プログラム
国際教育修士号取得(栄誉卒)
学べる英語教室「Good Performer」代表
駿台国際教育センター英語講師(駿台予備校グループ)

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Posted by たまりば運営事務局 at

英語を学ぼう! いよいよ春に向けてスタート!!

2015年02月18日

こんにちは。早今年も2月終盤、いよいよ春!! しばらくぶりの投稿で、前回まで何をお伝えしていたか、またどこから再開しようか検討中です。しかしながら、当教室では、今年に入り様々な変化が出てきました。大学進学が決まった高校3年生の英語準備、これは主に国際化を目指す近年の大学の方針に連動して発生してきた傾向かもしれませんが、優秀な2人の春から大学生になる生徒さんがまず入室されました。

かと思えば、昨年末から小学6年生の男子が、どうしても英検3級を目指したいと入室、更にはインターナショナルスクールに通う小学5年生2人が近い将来、春以降入室する可能性が出てきました。当教室から大学合格した新大学生もそのままTOEIC対策コースへと進んでいきます。

当教室は、年齢、段階、一切関係なく学べる特殊環境を備えた英語教室です。なぜそれができるかは、今までお知らせしてきた通りです。「英語は言葉」、年も生活環境も様々な方々が、一緒に同じように学べるからです。子供から大人まで共通して学べるその方法について、少しマメにお伝えしていくようにします。日々の指導と大学との国際プログラム準備の共同作業、それに帰国子女への大学受験指導などに加え、より多くの方々が真剣に、でも楽しみながら使うことを前提に学べる方法のお話していきます。

2か月近い投稿ブランク・・・失礼しましたm(_ _)m・・・  


  • Posted by 小田切 寛 at 23:42Comments(0)英語を学ぶポイントは?

    新年からFull Capacityで、英語教室GP

    2015年01月04日

    新年明けましておめでとうございます。今年も英語教育と真の国際化、義務教育の英語、2020年以降の文科省が思案実施しようとしている教育改革、そして社会人の方々が必要とする英語のスキルの優先順位等々、様々なことについて考えをお伝えし、また時にはご意見をいただき討論しながらこのブログを仕上げていきたいと思います。当方の考えについての意見や批評、大歓迎です。是非ともご支援、ご教示お願い申し上げます。

    ところで皆様は、ゆっくり幸多き一年を祈念されながら良いお正月を過ごされたと察しいたします。当方も年末から1月3日まで教室に留まり、これからの一年の展望を思案すると共に、新年からの事業計画、また大学の国際プログラムの英語資料校閲、教材作成、それにあまりやりたくないのですが、12月決算のため決算書類の作成準備などfull capacityで始動いたしました。

    こんな正月もまたよいですよね。時の流れに負けずいやそれを気にすることなく止まることなく泳ぎ続ける本マグロのような生活、悪くないかもしれません。何故止まることなく泳ぎつづけるのか、生物学的な理由は周知のとおり、でももっと深い意味合いがあるのではと思えて仕方ありません。昨日、新年にとちょっとだけ殺生してマグロをいただいて、この教室を始めてからついつい本マグロの泳ぐ姿と自分を同一視してしまいます。

    本マグロの話はとにかくとして、4日から新年の授業を開始予定しています。午前10からのTOEIC対策は全員参加、午後は高校生の授業です。先ずは、この教室設立当初から変わらぬ指導内容で、TOEIC対策はリスニング教材をフルに生かしlisteningとspeakingにフォーカスして英語だけの授業で開始です。この授業の流れが恐らく英語を言葉として身に付けるのに最も効率的で、かつ言葉としての英語を楽しめる最善の方法と考え、今年第1回目の授業を行います。 あー、もちろん大学受験に奮闘している午後の生徒さんにも言葉の使い方と学ぶことの意味も同時に伝えながら実施します。

    今年は前からお伝えしているように、言葉として見つけるための英語の指導と学び方に更に焦点を絞りながら状況、情報、そして考えをお伝えしていきます。

    本年も宜しくお願い申し上げます。


    Good Performer
    小田切
      


  • Posted by 小田切 寛 at 01:40Comments(0)当英語教室のレッスン

    英語教室GP 今年も終わり、そして新年に向けて!

    2014年12月30日

    こんにちは、投稿する暇がないってしんどいですね!!
    でもこれ今年の最後の投稿にします。来年はもっとこまめに色々な英語教育につての考えをお伝えしなければ、と思っています。この年末にかけて、何とも急遽対応が必要なことが多々ありあっという間の年末でした。でも時間が無いは、言い訳にならぬ言い訳、時間は作るものと認識し直し、新年そして春へと進んでいけるように努力します。

    高校受験、大学受験、中高生の英語学習支援、社会人の方々の英語力向上のための授業、社会人方々のための実用英語(speaking,
    writing)などなどに対応させていただくことで、あっという間の1年でした。それに加えて国際教育センターでの帰国子女英語講座、某公立大学の英語版HP作成、国際プログラムの英語版教材作成などにも関与させていただき、休みもない充実した日々を送ることができました。新年からは、新たな考えを自ら実行し邁進していきたいと思います。

    そこで改めて考えるのは、義務教育と大学、社会人の方々の英語運用との関連性。。。 英語は、あくまでも運用、つまり使うことを基本に身に付けていくべきだということ。小学生から中高生、社会人、そして高齢者の方々までご指導差し上げてきたこの8年間、英語はあくまでも言葉であり、使うことを基本に学んでいけば必ず身に付くということ。。。高校大学受験英語、社会人の方々の必要とする実務英語の共通点を基本に、英語は言葉であることをいつも忘れず来年、そして新春へと変わらぬ道を歩んで行きます。

    当ブログをご覧いただいた方々、心より感謝申し上げ、来年はもっともっと核心に迫った英語教育の指導、学び方についてお話ししていきます。 来年も、何卒宜しくお願い致します。
      


  • Posted by 小田切 寛 at 23:20Comments(0)英語を学ぶポイントは?

    英語教育はどこへ? PartⅡ

    2014年11月25日

    こんにちは。またまた久しぶりの投稿で失礼します。今年もあと1か月余り、当方の仕事の種類がやや多様化してきており、仕事の取捨選択が必要なことを感じています。来年に向けて、英語の指導方法を集大成していく必要性がありそうです。

    さて前回までの「今後の英語教育の行方?」について、今回から新しいタイプの英語教育に着手する際のプロセスを段階的に述べていきたいと思います。これは「論文」ではありませんから、教室で起こったことや、当方が指導しながら感じたことを織り込みながらお伝えしていきます。

    先週、紙面上で文科省の英語教育に関する答申原案が公開されましたね。小学校3年生からの英語教育導入、小学5、6年生での英語正式科目認定、中学段階での英語による授業の実施、そして高校段階での英語の運用力(討論、発表能力)養成の実施が、この7年以内に答申されるようですね。率直に言って、これはどの程度の実現可能性と、仮に開始したとして効果が上がるものなのでしょうか。

    誰が、カリキュラムを開発し、誰がそれを現場で実施するのか、そのプランとプロセス、それに手法を明確にして公表しない限り、いわゆる机上の戯言としてしか耳に入ってきません。また他の教育内容との整合を図らず実施することは、大きなリスクを伴います。何か国際化・グローバル化という言葉に踊らされて、焦りの中で表明された案でしかないように感じ賛同に値するものとは到底言えません。

    このことは本ブログの目指すところと相舞うところが多く、別枠で議論を展開したいと思っています。以前からお伝えしているように、英語教育は英語を外国語として実際に学び国内海外を問わず、英語のみを使う環境の中でその習得を果たした人材が担うべきだと考えています。加えて指導するための技術と知識を求められることは言うまでもありません。英語を英語で全国規模で教える…? 「誰が?」という疑問を持たざるをえません。英語にはいや言語には守らなければならないルールがあります。時にそれは、英語で英語でを教えることであり、また実際にそれが言葉として現実の社会で使われることを常に念頭に置き、1回1回の授業を指導することでもあります。

    当教室では、まさに実際にそれを実施しています。その内容って…? 文科省答申の内容は、何も義務教育に限って議論するものではなく、英語を言葉として身に付けるために実現していくべき道と関連付けて考える必要があるようです。英語教育の改革を目指すなら、教員の研修制度、教材の抜本的見直し、実践性あるカリキュラムの開発など、体制を整える指針と人材確保の見込みと計画が整ってから進めるべきだと感じてなりません。
      


  • 英語教育は何処へ・・・? 英語教室GP

    2014年10月21日

    こんにちは。10月に入ってすっかり秋めいてきたのはよいですが、週初の2度に渡る台風には少々懸念を禁じえませんでした。また気が付くと10月も下旬へと向かい、改めて時の流れの速さを感じます。今年も早残り2ヶ月余りとは、既に年末の雰囲気が漂ってきましたね。そんな中、気の焦りからか自分のやるべきことをさっさと形にしなければと戒めているところです。

    久々の投稿ですので、それまでお伝えしてきたことと重複させながら引き続き英語の効果的な学び方についてお話ししていきます。同時に前回、前々回と、これまで教室で起こったことに触れながら英語指導について考えをお伝えして来ましたが、今回は再度原点に帰って考えてみたいと思います。

    特に最近、教室の大人の生徒さん達とよく話すことは、中学高校6年間、現在では小学校からの英語教育を含めれば7、8年は英語に触れ指導を受けているはずなのに、高校卒業時点でなぜ日常会話レベルの力すらも習得できないのかということ。いくら日本の環境だからといって、6年以上語学を学んだら言葉としての運用力は身について当たり前ですね。現在の英語教育、とにかく見直す時期に来ています。

    中等教育の中で運用力が身につかない現実には、2つの大きな要因があると考えます。
    1つは、言うまでもなく義務教育から高校までの英語指導方法とその基盤となるカリキュラム(教育課程)、そして他の一つは、大学受験から始まる大学教育の中での英語の位置づけです。前者に関しては、これまで何回も同じことを繰り返して述べてきた気がします。最も効果的な解決策は、英語を聞きながら、又は読みながらそのルールと表現を同時に習得できる指導方法を取り入れることと、それを実践するために語学力発達プロセスに長けた指導者による教育課程と教材の作りこみを実現することです。

    そして後者に関しては、現在の大学受験英語から脱却して、運用力ベースの試験変更する必要があります。現在の大学受験英語の代替となる最も有力な試験は、何といってもTOEFLタイプの総合力判断試験でしょう。これを実践するためには、何も米国のETS (Educational Testing Service )に依存する必要はありません。大学には、それぞれ独自の考え方、強味、方向性があります。しかし高等教育の担うべき共通した責任は、学生達が社会に出た時、現実の厳しさに折れないような専門かつ実践的学問と知識の習得を実現することと、様々な環境の中で柔軟に対応できる考え方や思考力を要請することにあります。そのためには、世界という枠組みをしっかりと見据え、本当の意味での国際化を図る道を避けては通れません。各大学の独自性の中に真の国際化の種子とも言える言語としての英語を含めていくこともまた必要不可欠な要素です。

    こうした英語に関する中等教育と高等教育の内容に整合性を見出して行く時、中高6年間の英語教育は画期的に変化することでしょう。

    ではまず何から、どこから着手して行ったらよいのか、次回以降考えをお伝えしていきます。但し、途中でコーヒーブレイクも入れていきますが。。。
      


  • 英語教室GP 久しぶ!!

    2014年09月25日

    こんにちは。 久々の投稿です。

    前回までのお話の続きをしたいところですが、今日は近況報告のみで失礼します。国際センターでの帰国子女講義、教室での授業、某大学の英語版ホームページ作成で、投稿する暇がございませんでした。忙しさを理由にやるべきことをやらないのを、本当の怠惰というのでしょうが、今回は少し壊れ気味です。

    教室には、中学生から大人の方々まで例年になく入室していただき、嬉しい限りであると同時にゆっくり今後を思考することができない日々でした。秋から年末に向けて、更には来春を目指して新企画や教育に関する考えをまとめていきます。

    英語はいつからでも始められるもの、目的は様々です。是非、これまでと違う英語の学び方に浸かっていただきたく、今日は投稿しました。学びの秋から来春に向けて動き出しましょう。  


  • Posted by 小田切 寛 at 23:28Comments(0)英語教室の生徒さん

    英語は使えないと…! 英語教室GP

    2014年08月07日

    夏の休暇を経て秋に向けて何かをしたいと考える時期へ移り変わっていきますね。まだ夏の暑さには時として閉口してしまいますが、それもまた季節の変化を感じるという点ではよいことなのかもしれません。青空の秋を待ち焦がれながら過ごそうと考えています。

    さて前々回の英語を指導する際の必要条件とは…という話、続けようと思います。そもそも言葉を教育という枠組みで指導することには、正直なところ違和感を覚えます。なぜならあくまでも言葉はコミュニケーションの手段であり、学習項目に仕立て上げて科目として、また文法・読解・単語と分割して、別物のようにカリキュラムの中で扱っていくことが実践的な言語力に直結するとは思えません。時々「義務教育の中の英語指導は誰のためのものなのだろうか。」と考え込んでしまいます。主体は飽くまでも学習者である生徒だということを忘れてはならないのは周知のことです。

    当教室では、この夏、英国とオーストラリアに短期留学をしている中学3年生が2人、来夏高校1年生になったら留学するという3人の生徒さんがいます。前者の2人の中学3年生は、この4月から当教室に通い始めました。一人は英検3級をもう一人は英検準2級を6月の試験でパスして行ったのですが…。親御さんの話だとやはりと言ってよいぐらい現地のネイティヴの話すことがわからず、Yes, Yesの連発だそうです。大変親御さんも心配していました。留学自体は正規のしっかりした民間団体を通して行っているので安全性は問題ないでしょうが、1か月という限られた期間でその状況でどんな有意義な経験ができるのかが問題です。こうしたことは、ご家庭の方針や生徒本人の思いもあるでしょうから敢えて良し悪しの判断は避けますが、肝心なのは英語が話せない聞けないという事実かと思います。2年半日本で英語を習っているにも関わらず、当教室には2ヶ月半程度ですが、最低限のコミュニケーションはできなければ、何のための英語教育なのと考えざるをえません。無論、全ての短期留学する生徒さん達が同じ状況だとは思いませんが、多かれ少なかれ、ただ外国に行ったという記憶だけが残る状況は避けられたらと思います。

    もう1人の中学生は、高校1年生夏から海外の高校に1年の正規留学をします。海外で取得した単位は日本の高校の単位として換算される方式で、つい先日試験・面接を通過し留学が決定しました。この子は幼い時から英語を習ってきたためか、読むことと聞くことの語感に優れているため試験を通過することが出来ました。ただこの生徒もまた話す書くが全くと言ってよいくらいできません。英文を読んだり、会話を聞いたりすることだけに集中し話すことと書く練習を全くしてこなかったためです。この夏休みから、当教室で話すこと、書くことを集中練習し始めています。

    話を軌道修正します。英語の指導方法は様々かと思います。読解・文法・リスニング・語彙強化など学校教育の定番授業に大きな効果が見られないとするならば、他の方法を考えるのは当然のことです。カリキュラムの大幅な変更と前々回お話した、語学感覚に優れた指導者の創出が急務であることは、言わずもがな、です。英語は言葉であることを忘れないで指導方法を考えれば、すぐに分かることですが「読む」「聞く」「話す」「書く」をまとめて一緒にやることが最大の効果が上がると言えます。その中で文法や語彙説明を取り上げながら言葉の解釈に役立てる方法を実践することは、決して難しいことではありません。

    この方法を実践しながら、向上度合に応じてどうにか英語だけで話す、英語で文章を作成するということを徹底して導入していくことでこのプロセスは完成に近づいていくと考えます。

    今回は、指導法の概要と英語教育の現状にまたまた時間を割きすぎてしまいました。次回は、指導法やその骨格にでも触れられるように構成投稿します。

      


  • Posted by 小田切 寛 at 09:30Comments(0)

    英語を学ぶ方々へ! 英語の教え方は?

    2014年07月22日

    7月も下旬、直ぐに真夏の波が押し寄せますね。今年の梅雨ようやく明けたようですね。今年は梅雨明けがやや遅く夏が短くなるのはちょっと寂しいですが、夏の酷暑を想像するとそれもまたありがたいことなのかもしれません。いずれにしろ天候が不順なのは気になりますね。

    つい最近、英語教師の方に問い合わせをいただき、以前より考えていたことが頭の中で再起してきました。前回からの流れに加えて今日は、中学高校の英語教育にも触れながら英語指導について少しだけお話します。

    当教師開設当初、中学高校の教員の方々対象に英語研修講座を開設したことがあります。きっかけは、公立中学の教員中途採用試験の二次面接試験の対策をしてほしいというご要望のメールでした。その方の要望は、一次試験は通過されましたが、二次の英語による口頭試験突破にどうしても自信が持てず対策を考えてほしいというものでした。当時、英検準1級、TOEIC800点を同時に目指されて勉強されていましたが、どうしても英語を話し書く力が向上せず悩まれていました。いくつかの英語学校に2年ほど通った後のことでした。当教室で秋の教員採用二次面接試験対策、英検、TOEIC対策の勉強を開始されたのは、7年前の6月のことでした。


    過去問題をベースにした二次試験予想問題を作成し教員試験に備えると共にTOEIC対策、英検のライティング問題及び二次試験対策と盛りだくさんの内容で、週2回1回3時間に渡る勉強を開始したのです。準備をする中で、ご自身が学んできた英語と当教室の英語指導の内容とのギャップに驚嘆されることしばしばでした。仮定表現の多様さ、現在形の持つ意味、collocation(繋がり表現)の大切さ、英語の表現ベースでのくくり方、等々様々な内容を入れ込んで、ご本人が教壇に立たれることを前提に授業を進めました。無論、教員試験二次対策は、過去問から予想問題を作成しシュミレーション中心の授業を組み立てました。

    結果は、教員採用二次英語面接試験合格、英検準1級合格、TOEIC785点取得という素晴らしいものでした。これは目標を達成したいという学習者の心の強さと、英語には学び方があるのだということを認識させてくれるものでした。

    この生徒さんは、今23区内の公立中学で教鞭をとっています。このことをきっかけに中学高校教員研修講座を開設したのですが、その後はこの講座に対する問い合わせもほとんどなく、5年近い月日が流れてしまいました。ところがつい先日、ある中学の英語教諭の方あらメールをいただきました。メールの大まかな趣旨は、英語の文法・語彙・リスニングと包括的にご自身の力を不安に感じられ、再度勉強し直したいというものでした。こうした教師の方々がいることを再認識すると同時に、この教諭の方のお力になりたいと強く思いました。人は、日々仕事をこなしながら過ごしていると、敢えて自分自身と取り巻く環境の中で本当にやらなくてはならないことを考える機会を見失いがちになります。この先生は、敢えてご自身の将来と現状を照らし合わせ、今やらなくてはならないことを見出されたのだと感慨に浸りました。現在はまだメールでのやりとりで行動を開始する時期を模索中ですが、指導することを念頭にした教材を更に充実したものにするため開発に着手したところです。義務教育内で行われている英語教育を言葉としてより実用的なものに変容させるためには、こうした教員の方々の双肩に掛かっていると言ってもよいかもしれません。正し、それには行政側の理解と支援が不可欠であることもまた事実であると考えます。

    年内から来年にかけこの「中学高校英語教員研修講座」を新たな講座としてスタートさせようと思案中です。

    今回は、最近の出来事と英語を指導すること関連についてお話しするだけで、長くなってしまいました。次回は、このことも踏まえて、前回までの話に軌道修正し「英語の語学感覚と指導姿勢」についてお話しします。









      


  • 英語の指導って? 英語教室GP

    2014年06月21日

    梅雨入りして風雨の強い日が続いたかと思ったら、今度は梅雨はどこに?っといった天候が続いていますね。毎度のことながら、毎年感じる気候変動への懸念は止むことがありません。自分が子供の頃のクリアな季節の変化が徐々に失われていくようで心配になります。気候は人力では代えがたい現象、少しでも環境にダミッジを与えない生活を送らなければならないと戒める日々が続きそうですね。

    前回最後にお伝えしましたように、今日は少し現実的に望ましいと思われる英語の学習指導の姿を、当教室で実践している方法を含めながらお話しようと思います。

    英語に限らず言語を構成しているのは、語彙・ルール・音声・構文・組み合わせ、そしてそれらを蓄積した後の運用であると言うことができます。運用とは、無論書いたり話したりすることを意味します。ここで気づくことは、これらの言語の構成要素をばらばらにして学習者に指導する必要があるかということです。勿論、答えはNo!です。語学指導者の方々ならお分かりと思いますが、文字の組み合わせによってできている語彙レベルのことを最初に学習すれば、その後は実際の文章や言葉として使われている音声素材を直ぐに読み聞きする段階に入ることが極めて効果的な学習効果を生むことは周知のことかと考えます。

    教室では、中学になったばかりの子供にアルファベットとそれからなる意味の塊としての語を指導した後は、いきなりセンテンスや会話の聞き取り練習に入ります。更には、一定の長さのトークを音声で聞いて内容把握の練習をします。大人の方々にもアルファベットの導入以外は、同じプロセスで授業を実施します。

    聞いたり読んだりしていく中では、当然のことながら分からないことが山ほど出てきます。そこで登場するのがルールと語彙説明です。センテンスごとに聞いていく中で、また読んでいく中で表現や語法について徹底的に解説していきます。語順、ワードチョイス、構文など日本語との相違点に触れながら詳細な理解を促します。

    これを実践するためには、指導者側の語学感覚は極めて重要な要素になります。当方は自分自身の教室での英語指導に加えて、外部の国際関連教育センターで帰国子女の日本及び海外の大学進学のための受験指導やTOEFLの対策指導を行っています。他の講師の方々とは頻繁に英語表現や語の用法について議論することがあります。ネイティブを含めた議論になることも頻繁です。こうした議論や自己研鑽、ネイティブとの実際のコミュニケーションの中から初めて指導者としての語学感覚が身に付きます。自分の経験のみに頼った独り善がりの指導方法は、極めて危険性の高いものになってしまうと言ってよいでしょう。

    こうした語学感覚を今度はどうやって指導方法や指導構成に反映させていったらよいのでしょうか。次回はその点について少々お話を…。
      


  • 英語教育の今後は? 英語教室GP

    2014年06月08日

    こんにちは。梅雨に入り稀にみる風雨に見舞われていますが、それがもたらす被害が心配です。まずは自分自身と身近にいる人達の安全に注意しながらこの時期を過ごして行きましょう。でもその反面、雨に濡れた青紫の紫陽花を偶然目にしたりすると幸せになれるのもこの時期ならではかもしれませんね。

    これまでこのブログでは英語を言葉として位置づけし、総合的に学ぶことで運用力をつけることの重要性についてお話することが度々ありましたが、前回はこれを更に発展させて教育の目的や方向性を他の学習項目(数学・科学・社会・国語等)と関連付け、学際的アプローチを基盤にした教育の枠組み作りにまで発展さて考えてみました。しかし、これを精緻で現実的なモデルに仕上げる前に、もう少し英語そのもの学び方について考え直さなければならない事があります。

    当教室の大人の生徒さんの大半が、分詞構文、仮定法など用語に聞き覚えはあるがそれが実際の英語という言語の中でどう表現され、どんなルールや経緯に基づいて考え出されてきたかを認識している方は、実際のところ極めて少ないです。例えば、こちらが「分詞構文でご存知ですか。」とお尋ねすると「アー、分詞構文ですね、知っています。でもそれって英語ではどんな表現でしたっけ。」といったお答えが戻ってくることがしばしばです。ここで、文法用語を多用して、それをベースに指導することの虚しさともいえる結果に直面します。ですから用語は使い方次第であることを忘れず、その過度な使用から生じる弊害に配慮し、指導する側がそれを使用することの有用性と無価値な側面両方を認識して指導にあたらなければならないのです。

    前回お話した学際的な視野に立った英語教育を現実の教育現場の中で実現する以前の問題として、英語を身に付ける上で不可欠な要素を確認しておくことがまずは大切です。

    義務教育の中での英語学習は、文法、単語、読解、リスニング、少ないですが会話、といったほぼ横の繋がりのない授業設定で実施されることが多いと思います。また大学生、社会人になっても、TOEIC等のスコアを向上させることが求められ、語彙を単独で記憶したり、文法事項、リスニングを別々の教材を使って学習することが多いですね。かく言う自分自身も米国の大学院に入るためにTOEFLやGREの勉強を机にしがみついて、一日8時間以上も対策教材に費やした経験があります。

    こうした努力は決して無駄にはならないでしょうが、結果として、言葉としての英語を身に付けることにどれだけ役立つのでしょうか。何故、文法を勉強するのか、なぜ単語を覚えるのか、しっかりと到達点を明確にして英語は教えられているのでしょうか。またTOEICのスコアを向上させることと実務をどう関連付けて、企業は社員にその必要性を説明し求めているのでしょうか。

    言葉は、聞いたり話したり、読んだり書いたりする力が、総合的に身についていなければ真の意味において役にも立ちません。縦割り方式で英語学習をしていても横の繋がりを考えて最終目標をしっかりと認識して学んでいかなければ、費やした時間は0になってしまいます。とにかくあらゆる環境を利用して、学習者が受け身ではなく自らが言語を使う場面を設けることが何よりも優先されなければならないでしょう。もしそれを実際に形にしていくとするならば…について次回はお話します。
      


  • 英語教育の未来!! 英語教室GP

    2014年06月01日

    いよいよ6月、梅雨を経て夏の様相をも感じる季節に移り変わっていきますね。自分の生活が1年という周期で動いていることを改めて実感します。ただ年ごとに感じる気候の変動と地震に象徴される自然災害には懸念を覚えると共に、自他に対する配慮を忘れることなく進んでいかなくてはと年を取るごとに思いが深まります。

    前回は、現在の英語教育の不思議について、現場からの声を含めて語らせていただきました。今回もその続きを…。

    東京オリンピックの招致も実現し、止むことのない経済発展を目指す国の方向性を背景に、英語をやはり身に付けてく必要があると考える方々、今後更に増えていくことが想定できますね。社会人の方々は目の前に迫りくる現実からその必要性を実感し、英語習得に足を踏み出されることも多くなっていることを感じます。他方において、教育過程に身を置いている10代の若者たちは、英語学習をどんな姿勢をもって受けとめているのでしょうか。

    教える側、主に教育政策を立案実施し指導していく側は、議論と試行錯誤の渦中で「国際人の創出」という長い歴史を持つ表現を用い改革を進めつつありますね。英語教育を小学校の中学年から導入するなど、ある意味画期的な方策を採用することを思案中のようです。

    思考力や発想力は、言うまでもなく自国の言葉によって養われ表現されるものです。この基盤なしで表面的な他言語の力を身に付けたとしても、他者の思考に訴えることのない形骸的なコミュニケーション力を身につけるに過ぎないことになります。まずは母語によって思考力、論理力、言語構成力を身につけることが、何よりも「国際人材」を生み出す上で必要なことです。母語に優れた人間は、必ず真の意味で秀でた他言語の力を身に付けることができると確信しています。

    こうした人の脳の発達過程を策定者が知らないのか、又は見失っているのかは不明ですが、英語をできるだけ早い時期に導入することが国際人の創出に繋がるという短絡的な発想が今後の教育過程の方向性の主流になりつつあり、いささかの懸念を感じています。言葉の学習を始める上で大切なことは、時期ではなく、言語の重要性に基づいた効果的かつ実践的な内容のプログラムを一刻も早く作り上げることと、そのプログラムの中に英語を学ぶことが何故必要なのかを明確に説得力に満ちた説明を含めることです。これは学問でいうところの学際的アプローチに該当するやり方を実践していくことを意味しています。つまりこれは、数学や科学の知識は人間生活をより無駄のない環境や生態系の保全のために不可欠な技術革新の原動力になるため、教育課程の中で取り扱うのだということを強調しつつ、それを基盤にした研究開発とその成果を国際的規模で広めていくためには他国の人々とのコミュニケーションができなければならないことを教育の大きな枠組みとして位置付けるということと一致します。ここに言語力と他分野の知識と学際的価値が見出されるのです。

    ここで間違えてはならないのは、何も専門的知識や実習教育を教育課程に取り込むとい意味ではないということです。あくまでも指導する内容、具体的には科目の横の繋がり、つまり相互作用から生まれる相乗効果と一体感を教育の中に反映させることが何よりも大切なのです。

    このことを実現するためには、現在の制度下にある教育者の見地のみで判断するのではなく、民間企業や公的機関の人材を巻き込んでカリキュラムの作りこみをする必要があります。産学官が一体となって教育の方向性を明確にし、若い世代の能力や才能を学際的見地から最大限に引き出す体制づくりを真剣に開始する時期がきています。今後10年、いや50年先の日本の更なる少子化進行に象徴される人口構成から考えても、この作業は急を要すると考えざるをえません。更にその先100年後のこの国…心配です。

    今回は、英語教育を取り巻く環境づくりについての考えをお伝えしました。次回は英語教育の今後望まれる未来像について、詳細な内容に触れながらお話したいと思案中です。



      


  • 新しい生徒さんとまず話すことって? 英語教室GP

    2014年05月25日

    毎度のことながら、時の流れは全くもって速く追いかけられるように過ぎていきますね。もう5月も終わりに近づいているとは…。と言いながらも確実にその時その時にやらなくてはならないことはあるもの、それを見極めながら進んで行けるように自戒しつつ過ごしていきたいものです。

    最近入っていらっしゃった生徒さん達と共通して話す話題について、今日は少しだけ…。よく言われることではあるのですが、その話題とは「日本の中学高校で6年間英語を勉強しているのに、何故高校卒業の段階で英語を母語としている方々と会話ができなかったり、英語で文章が書けないのでしょうか。」というものです。改めて確かにそうですよね。生徒さん達は、その原因をご自身の取り組み方に帰着される方が多いのですが。例えば「中学の時、文法が苦手でアルファベットを見るのが嫌いになった。」「高校の先生と相性がよくなく勉強しなかった。」「文法用語は多少覚えているのに、それが英語ではどう表現するものなのか完全に忘れてしまっている。」等、その原因は様々です。

    当方の限られてはいますが教育現場における英語教育に関する情報を鑑みると、現在の中学高校のカリキュラムでは、到底6年間英語を学習したとしても言葉としての運用前提の英語力を身に付けることは困難かと思います。英語ネイティブ講師の授業を取り入れたり、リスニングに費やす時間を増やしたりと、国際化を目指す教育政策と連動した学校教育の努力はされていますが、それが使える言語としての英語に大きく貢献していますでしょうか。

    当教室の生徒さん達は英語に大学まで関わっていたのに、聞くことはある程度できても言いたいことも書きたいことも表現できない理由を自分自身の中に求める謙虚さをもっていらっしゃいますが、それが真実なのか疑問にも思えます。確かに英語に限らず学ぶことは自分の姿勢や考え方次第です。でも今の英語教育には多くの改善する余地があると思えてなりません。今後何回かは、大人の方々の英語習得も絡めながらどうしたら6年間の英語教育が実効あるものになるのか考えてみたいと思っています。そうすることで前回までの学習方法についての考えも総括していきます。

      


  • 英語を話せないのなぜ?Part Ⅰ 英語教室GP

    2014年05月07日

    GWもあっという間に終わってしまいましたね。今年は、ちょっと水と山の事故が多かったように感じます。連休に日頃の思いを行動に移し気持ちの充足を果たそうとされる方々が事故に会われること、何ともやるせない気分です。因みに、当方はずっと仕事でした。自分にとっては、様々なことを試案、思考するのに良い期間だったように思えます。

    3月から4月にかけて、教室にも新しい生徒さんが加わってくれています。大人の方もいれば中高生も数名、皆さん目的意識の高い方々ばかりです。在籍中の生徒さん達ともすぐに自然にコミュニケーションしてくださり、教室の多様性拡充に貢献してうださっています。同時に、改めて英語の習得について気づくきっかけにもなっています。

    入室したばかりの方々は、ある意味当然ですが英語で話すことに全くと言ってよいくらいお慣れになっていないこと。だからこそ当教室の門を叩いていただいたのだということに感謝を申し上げると共に、少しその訳をお話したいと思います。

    TOEICの試験対策などで、英語に関する知識や語彙はかなり高い方はいらっしゃいます。独学で様々な教材を使って勉強された結果です。ですから聞いたり、読んだりする力はかなりのレベルで入ってこられる方も多いです。また会社の英語研修で一定期間ネイティヴから研修を受けた後に加わっていただいた方もいらっしゃいます。別の言い方をすると、英語のデータベースは既に頭の中に存在しているわけです。しかし、こうした新規で参加していただいた方々は、話したり書いたりする経験をほとんど持っていないことに新ためて気づかされます。ですから英語で話すことに当然ながら不得手であるわけです。

    「聞くこと・読むこと(INPUT)」、それと「話すこと・書くこと(OUTPUT)」は、ご承知の通り全く逆方向の思考回路を使わなくてはなりません。全社は独学でも可能ですが、後者は一人で向上させていくのが相当難しい学習プロセスです。では英語を話すこと、書くことが出来るようになるための効率的な方法とは? 何より大切なのは、どんなためらいや遠慮も捨て去りとにかく今自分自身が持っている力、具体的には英語データをどうにか駆使して話してみる、書いてみるということです。この気持ちの上でのためらいや遠慮がなくなれば、吹っ切れたようにOutputする力は向上します。

    とは言え、どんな状況で誰と話すの、何について書くのという問題もありますね。でも話す、書くは実際に繰り返して、苦しくても日本語を使わず英語で表現するということを一定期間やることでしか身につかないことは体験から言えることです。英語を使う環境は、その気になれば山ほどあります。ではその環境で実際話すこと書くことを実行する際に次重要なことは何でしょうか。これはかなりテクニカルな話になってきます。

    英語の基本的な作りは、主語と動詞を基にした構文からなっています。ある意味動詞を使いこなすことは、何よりも大切と言えます。皆さん、say, talk, speak, tellといった語の意味は、恐らく問題なくご存じですよね。ではこれらの語は、意味はよく似ているけどどう違うの、どんな構文で使うの、というところまで熟知している方はそう多くはないかと思います。英語は、単語を1つ1つ覚えても全くと言ってよいほど話すこと書くことにはつながりません。きっと間違いだらけの英語を生み出すことに加担することになるだけです。英語は、「常に塊で」「まとまった表現で」使うことを前提に学ぶことが極めて大切です。まずは基本的な表現から始めることが何より大切です。次回はこのことをもう少しだけお話します。




      


  • Posted by 小田切 寛 at 23:42Comments(0)英語を学ぶポイントは?

    連休こそ英語、そしてその後も!! 英語教室GP

    2014年05月03日

    いよいよGW後半ですね。日頃の疲れをとるために、旅行や帰省、昔の友人と会うよい機会です。どうか有意義な解放感溢れるお休みをお過ごしください。

    当方といえば、休みなしの連続授業!! これもまた一つの過ごし方です。 今、ちょっと気になるのは、3年間1度も休むことなく通ってくださっていたノブさん(IT企業管理職)が、2週連続でお休みになっていること。当方にはその理由の推測はできますが、何とも寂しい気持ちです。企業が遂行する事業は、ビジネスとしての発展を重視するため、サービスを受ける側の事情が事細かに見えなくなることがあります。そんな時、企業はお客さんからのニーズや、場合によっては辛辣な批判を受けることもあります。そんな状況にノブさんは立たされ、その対応に追われているのだろうなと、考えながら声は届かなくても応援の言葉を送っています。 

    誰でも道を進んで行く時は、苦難や問題にぶち当たります、例えそれが自分が原因の元でなくても、それを背負って耐え忍んで切り抜けなければならないことは多いですね。ノブさんが持つ生来の根性と積み上げてきた経験によって、現状を切り抜け早く教室に復帰してくれることを願うばかりです。

    ところで、長期の連休、社会が授けてくれる機会を是非有意義にお過ごしください。英語は1年ごとの周期というより、日々の生活の中で常にどんな時でも、その気があれば接し磨くことができるものです。連休は特に今までの英語との接し方や今後の歩み方を落ち着いて考え、実行するよい機会なのかもしれません。

    ノブさんのように、一時期止むを得ず中断せざるを得なくても、またいつからでも再開できる学びごと、つまり自分自身の内部に財産をつくることのできるよい学び対象だと感じます。

    「GW休暇、そしてその後も英語を指導することに邁進します。」 と言いながら、ちょっと休んで温泉でも行きたくなるのがこの時期ですね。  


  • TOEIC対策を話す力へと!! 英語教室GP

    2014年04月26日

    桜の花も散り、新緑の季節へと向かいつつありますね。「五月晴れ」の多い5月を期待しながら日々を過ごしたいものです。

    ところで前々回の投稿内容に関連して、もう少しTOEICという試験と英語を使うということの関連について考えてみたいと思います。初級~中級学習者にまず必要なのは表現と正確な語彙力を身に付けることに傾注することであり、何よりもそれらを蓄積して忘れないようにすることと格闘しなければなりません。上級者、例えばTOEICで言うなら800点から900点以上を取得している方々は、既に英語の語彙や表現に関するデータベースは脳に構築されていますが、話す力を分析してみると、発話する前に考えや言いたいことを頭の中で組み立ててから話し始める傾向が見られます。このプロセスは、ある意味英語を話す力を確立するために不可欠なステージであると言えます。

    反面、TOEICで930~950点という高い英語力を持ちながら話すことが極めて不得手な学習者も存在します。こうした学習者は、TOEICの点数のみを上昇させることに集中し学習してきた方々に多く英語でアウトプットする練習をすべき段階で、してこなかったのだということがよくわかります。ですからせめてTOEIC800点程度に到達する前に蓄えた英語データを用いて、言いたいことを英語に変換していく練習をする必要があります。日本語を英語に転換する際の日本語自体の解釈、つまり自然な英語に直すためのデータベースからの語彙・表現の引き出し作業・ワードチョイスを一定期間持続してやることは、英語の口頭表現を向上させるために避けては通れぬ道と言えます。

    TOEICという試験は、その対策の仕方によっては英語力全体を向上させる大変有効な素材であると考えます。ただし対策する中で忘れてはならないのは、対策用の教材に使われている英語それ自体を、自分自身が使うことを前提に身に付けていくということです。例えば、リスニングの素材は聞き取れた範囲で、何が話されているのか、何が問題なのか、どういうタイプのトークなのかを素材の中で使われている表現を使いながら、説明しまた議論することで何倍にも効果を上げることができます。またリーディング教材に出てくる語彙・表現・文法は、これをどう使うのかという視点で文脈の中で位置づけし、実際にそれを違う英語表現で言い換えることを試みる、またその表現自体を使うことをイメージしながら覚えていくことが、最終的には英語の総合力を向上させることに最も貢献してくれることを忘れてはならないと考えます。その姿勢を維持しながらTOEIC対策をすることこそTOEICという試験が持っている有効性を生かすことができると確信しています。そして英語教室GPは、そのことを間違いなく実践している環境であると自ら認識しています。
      


  • Posted by 小田切 寛 at 23:05Comments(0)英語を学ぶポイントは?

    当英語教室の授業・生徒さんって? 英語教室GP

    2014年04月15日

    こんにちは。新年度も始まり学生さん、社会人の方々共に新しい環境での日々の始まりですね。焦ったり戸惑ったりする時もあるかもしれませんが、自分に求められているものを置かれている環境の中で冷静に見極めながら、やるべきことを実行していってくださいね。そして、時には他人の力に頼ることもまた必要かもしれません。

    新年度にあたり、心機一転英語を始めようと思っている方々もいらっしゃるかと思います。実際、3月から4月にかけて、教室の授業についてお問い合わせをいただくことが多くなりました。お問い合わせ内容で最も多いのは、「どんな生徒さんがいるのですか。私は英語力がないので着いていけますか。」といったご質問です。そこで参考までに、現在当教室にいらしてくださっている生徒さんたちのことについて少々お話を…。

    当教室は、中学生から社会人の方々を対象とする、総合英語教室です。中学1年生から高齢の方々まで幅広く指導差し上げています。英語はあくまでも言葉にすぎませんから、年齢で仕切りを作って、お教えすることは当方の本意に背くからです。中高生の授業は、やはり受験を除外視して進めることはできませんが、随所にリスニングとスピーキングを入れて独自の学び方を実践しています。中でも中高一貫の私立都立の生徒さんで構成されているクラスは、授業時間の3分の2は、英語で実施します。リスニング素材を聞いて、簡単に内容についての話し合いをえいごでやります。この過程で考えたことや情報として捉えたことを英語でどのように表現していくか、その過程を言語の違いの認識、ワードチョイス、英語のルールを組み合わせて急がず確実に初めから作りこんでいく練習をします。文法や単語を単独に記憶していっても、話す力はつきません。最近入室した2人の中学2年生は、実によくこのプロセスを実践してくれています。

    高校生はといえば、1年生から授業の70%を大学受験準備に当てます。残りの30%はリスニングとスピーキングにあて、主に独自の教材を使い聞いたことの状況描写やQ&Aを通して英語の総合力を身に付けることを目指します。私立進学校に通う新高校1年生2人の生徒さんの授業では、すでに大学受験問題を使ってルールと読み込みを集中的に実施します。その後、リスニングとスピーキングへ進み聞くことと読むことの共通点、話すことと書くことの共通点に着目して運用力を向上させる、つまり英語を言葉として使うことを常に忘れないよう本人たちに意識してもらいながら授業を進めます。

    大人の生徒さんたちは、実に多様です。外資国内を問わず海外出張や海外とのやり取りを円滑にするために英語力を身に付けなければならない方々から、長期の海外生活で身に付けた英語力の維持と向上を目指す高齢の方、また純粋に英語がすきで学び続ける方、また他方では基礎からもう一度英語をやり直したい方など、何れの方々も実に前向きに取り組んでいらっしゃいます。

    当教室は、どんな理由、目的、そして動機であろうとも、年齢や現在の英語力は全く気にされずに学べる、学習者の立場に立った教育空間の創出を目指して進んでいきます。

    次回から少しずつそんな素晴らしい大人の生徒さんたちについてお話していきます。毎回ではないですが…。次回は、TOEICと英語力の関係についてもう少しお話させてください。


      


  • Posted by 小田切 寛 at 22:46Comments(0)調布の方々の英語ニーズ

    就職に英語面接は必要!! 英語教室GP

    2014年04月06日

    こんにちは。桜も満開、今年は桜の開花が入学式や入社式の
    時期と丁度一致して、4月からのスタートに文字通り花を添え
    てくれていますね。新しい生活の開始、頑張りながらも自分の
    ペースを見失わず進まれることを皆様にお祈りします。

    もう半年以上前になりますが、日本経済新聞ネット版で見た記
    事について少しお話をさせてください。この件に関しては、いつ
    か一言?と思っていて先送りになっていました。記事の概要は、
    「 職員採用のための英語の基準を定め、TOEIC 900点以
    上の大学新卒者を採用したが、海外からかかってく英語による
    電話に対応するよう指示をする、或は海外宛に連絡事項を英
    語で伝えるためにEメールを送るように伝えたが、ほとんど指示
    通りに職務が果たせない。」という人事担当者の嘆きの声を掲
    載したものでした。皆さんの中にもこの記事をご覧になった方
    もいらっしゃるのではないでしょうか。

    では、なぜTOEIC900点以上という高い得点を持ちながら実務
    英語に対応できないのでしょうか。これは別段TOEICという試
    験に意味がないとか役に立たないとかいう単純な理由ではあ
    りません。TOEICは、表現・語彙、リスニングの素材の観点か
    ら練りこまれたとてもよくできた試験だと考えます。それでは何
    故上記のようなことが起こり、今、民間企業を中心にそんな問
    題が少しずつ表面化してきているのでしょうか。結論から言う
    と、「試験は飽くまでも試験であり、運用力をつけるのは自分
    の努力次第」ということです。

    当方は、会社員時代恐らく10回以上英語による面接試験を受
    けました。多くは外資系の製薬会社、外資医療機器メーカー、
    IT関連企業、外資金融機関、国内企業の国際事業部門といっ
    た英語が業務上、MUSTである企業ばかりでした。中でも最も
    タフだったのは、米国医療機器メーカーの英語面接で、米国人
    の役員2人とマネージャーから別々に1時間ずつ、合計3時間
    の英語による面接でした。自分の専門分野である教育行政や
    発展途上国の教育改革提案等のような話題とは全く異なる質
    問と特定の人事財務法律といった分野で、外資民間企業が直
    面する可能性のある問題を想定して対応策を考えて即答する
    ことを求められました。当方のような中途採用の場合は、英語
    力云々というよりどんな経験をしてきて、何ができるかというこ
    とを他言語で説明することを求められますが、新卒採用の場
    合は、英語自体の運用力、つまりどれだけ英語が使えるかが
    鍵となります。

    当方の希望的観測ですが、最初に記したような新卒者の英語
    力に関する問題を少なからず軽減するには、英語による面接
    試験が必須であると考えると共に、恐らく近い将来多くの企業
    が英語面接を採用手段の1つとして導入すると思っています。
    いや導入せざるを得ないかと感じます。現在いらしていただい
    ている大人の生徒さんの半分以上は、職場でも使うための英
    語力を習得することを求められています。

    新卒、中途に関わらず英語を実際に使う力を身に付けること、
    大切ですね。


      


  • Posted by 小田切 寛 at 23:54Comments(0)大学生就職支援プロジェクト

    「母子で英語」も1つの学び方!! 英語教室GP

    2014年03月30日

    いよいよ春本番といった気候になってきましたね。桜の蕾も
    一気に膨らみ、例年の華麗な姿を見せてくれるのも近いと
    感じます。季節とその中で生き続けている自然のサイクル
    は、当たり前のようで実に神秘的なものです。大気の温度
    や降水量、自然から与えられる条件の下、それに逆らうこ
    と無しにあるがまま享受し同じ時期に同じ姿を見せてくれる
    ことは当たり前のようで、陰で微妙なバランスが保たれてい
    なければ不可能な現象にも思えます。そんな当たり前では
    あるけれど、巧みなバランスに保たれている周期をいつま
    でも壊さずに過ごせたらよいと願うばかりです。

    人の生活にもバランスは極めて重要ですね。一つのこと、
    一人の人に偏重しすぎると脆さが露呈し、時として問題を
    引き起こします。昨年末12月26日に、当教室に一本の電
    話がありました。お子さんが中学3年生、大学付属の中学
    に通う中三の息子さんをもつお母様からでした。高校に上
    がるには、かなりの高い水準が設定されていて、中学の
    総合平均点が60点以上でないと、進学できないとのこと。
    特に英語の成績が下降気味でどうにか3学期の成績を基
    準に届くように指導をという内容でした。無論、承知いた
    しました。その電話後、面談の後に早速今年一月からプ
    ライベイトレッスンで準備開始の予定を組みました。話は
    これだけで終わらないのですが… 

    その面談をした翌日、お母様からメールをいただきました。
    趣旨は「子供に勉強するように言うのは親の務めだと思い
    ますが、言うからには自分も学ぶということを実行しなけれ
    ば説得力がないですよね。自分も教室に通います。」とい
    うものでした。確かにお子さんに勉強をするように伝えるこ
    とは、親御さんの大切な接し方の1つです。でも自分も新た
    に学ぶことの大変さややりがいを体験することで、子供に
    対し間接的に親としてのできる教育を実践されようとするお
    母様の考え方に感心させられました。無論、気持ちや考え
    方に加え、時間やお金といった物理的、経済的な条件も揃
    わないとできないことではありますが、一本、筋の通った姿
    勢は、当方の今後の道の歩み方に対して刺激を与えてくれ
    、また教えられることの多い出来事でもありました。

    現在では、息子さんの高校進学も決まり、別の日にお二人
    で教室に通っていただいています。そして指導差し上げな
    がら改めて、英語を学ぶ目的は状況が違っていても同じな
    のだな、ということ。つまり言葉として使えるようになること。
    この目標無くして、また学ぶことの意味も発見できません。
      


  • 生徒さん復帰‼ 春から英語再開‼ 英語教室GP

    2014年03月17日

    こんにちは。相変わらず時の流れは感覚を狂わすぐらい速いで
    すね。気がついたらもう3月中旬から下旬、何とも時の流れの速
    さには閉口してしまいます。先週東日本大震災から3年、僅かな
    募金を差し上げただけで直接的に何もしない自分に失望しなが
    らも、教室にいらしてくださっている方々の生活上の活力の一部
    になること、仕事上のパーフォーマンスを向上させるために微々
    たるお手伝いをすること、そして子供たちの将来目指す人間像
    を実現させるために指導し続けることで、僅かながらでも力にな
    ることで社会の1員でありたいと思っています。

    日本独自の問題である直下型地震や原発の利用廃止か継続
    かの議論、また地球規模で考えた時の気候変動や温暖化、更
    にはそれから発するアフリカ、キリマンジャロの万年雪の溶解、
    北極氷河の消滅から発する地球冷却効果の低下がもたらす更
    なる温暖化の危険性等、数え上げると不安要素は後を絶ちま
    せんが、不安を感じながらもしっかりした準備を整え、自分自身
    のすべきことは見失わず日々すごしたいものです。

    社会や環境の変化が絶えず起こるのと同じように、この時期に
    は教室でも様々な変化があります。昨年2月お子さんが誕生し
    たため、そのお子さんが1歳になるまで保育との絡みから教室
    をお辞めになられた男性の生徒さんがいらっしゃいました。とて
    も子煩悩なお父さんで、夜のミルクからお風呂、土日はずっと
    その息子さんに付き添って昼寝をさせたり、外に連れ出したり
    されていたようで、仕事の板挟みでかなり疲れていらっしゃいま
    した。そんなご事情からご家庭と仕事に専念されますようにと
    お別れをしたのですが… 今月3日にメールをいただき、英語
    を再度学ばれたいとご連絡いただきました。何とも嬉しいお知
    らせでした。一度勉強を中断するとなかなか再開する意欲を喚
    起するのは難しいもの。ましてや小さな生まれたばかりのお子
    さんとハードなお仕事に従事する中では、思い立つのも難儀な
    ことです。

    先日、再開後初めての授業をしました。授業の初めに実施して
    いるsmall talkでは、日本語を使わずどうにか英語で言いたい
    ことを伝えようとする前向きな姿勢は以前と変わらず、教材を交
    えてのリスニング、スピーキングも一生懸命取り組んでくれまし
    た。その日の授業の最後に、近いうちに是非、1歳になる息子
    さんを連れて授業を受けにいらっしゃりたいとお子さんへの愛
    情こもった思いに満ちた依頼いただきました。勿論、承諾しまし
    た。お子さんに少しでも英語の音声を聞かせや語感を養わせ
    たいという気持ちの正直さ、お断りする理由は見つかりません
    でした。

    英語は、中学校から始めれば十分であるという当方の考えは
    変わりませんが、言葉を身に付けたい、身に付けさせたいとい
    う前向きな気持ちに純粋さを見出すことで、こちらも柔軟に対
    応して行こうと思わせてくれる瞬間でした。






      


  • Posted by 小田切 寛 at 21:00Comments(0)英語教室の生徒さん

    英語を学ぶ年齢は? 英語教室GP

    2014年03月09日

    こんにちは。
    春からの新しいスタートに向けて準備が始まる時期になりましたね。進学
    、就職など新しい環境へ向かう前章の時です。毎年のことでありながら1
    年に1度しかお目にかかれない桜の花の開花もまた待ち遠しいです。

    今日は、時折教室の生徒さんやお問い合わせいただく方から尋ねられる
    質問について少しお話を…

    1番多いご質問は、英語は年齢が高いとだめですよね。○○才ですが今か
    らでも英語習得は、間に合いますか。」という問いです。一言で言って、言
    葉を学ぶことに年齢は関係ないと思います。なぜなら言葉のルール、語彙
    、表現を理解しながら覚えたり、聞いて発音を覚え話す練習することに年
    齢が何の関係があるのでしょうか。言葉は、自分がそれを身に付けたいか
    どうかが全てです。また必要性に迫られ前向きにではないにしてもコツコツ
    と積み上げていけば、年齢に関わらず言葉は身に付きます。無論、母語で
    はないのですからそれと同じレベルに到達することは至難の業ですが、英
    語を母語とする人々とコミュニケーションするだけの英語力は、前向きさと
    ある程度の忍耐、そして何よりも英語で話したり書いたり、また聞くこと読
    むことをしたいという思いがあれば必ず身につくものです。

    ここ2、3年中学高校生の生徒さんが増えつつあることは以前にもお伝えし
    ましたが、子供たちも一度理解したことをこちらがびっくりするくらいすっき
    り忘れてくれます。勿論、毎日のように英語に浸り復習を欠かさない子供
    は著しい伸びを見せてくれますが、半分以上の子供は前回やったことの
    半分も覚えていないことが多いです。10代の一番脳が活性化する時期に
    こうも簡単に忘れるのか。答えは1つです。一旦理解したことや聞いた音声
    を復習せず聞き直すこともしないからです。それを繰り返している限りいつ
    も語学力はゼロに戻ってしまいます。1日おきにでもいいからやったことを
    繰り返す、これ以外に語学力を向上させる道はありません。別の言い方を
    すれば、大人、子供に関わらず頭と耳で理解したことを繰り返しによって
    忘れずに積み上げていけば、必ず英語は身に付くというこが言えます。当
    教室の高校大学受験生には、復習を必ずしてもらい復習クイズをしてはい
    ますが…

    当方は、英語を26歳から本格的に学び始めました。大学受験までの英語
    は、文法や読解といった英語という言語の一側面のみを取り上げ、その力
    を身に付けていただけで言葉としての英語を身に付けようと気づいたのは、
    米国大学院に行くための勉強を始めた時からでした。この準備の過程で、
    繰り返すことの重要性をどれだけ痛感したことか…。

    英語を始めることに何の躊躇もいりません。聞いて読み、ルールや表現を
    覚えて書いて話すことができることがどんなに自分自身に充実感をもたら

    してくれるか。また違った世界を見ることができるか、想像しただけでわくわ
    くするような英語の学び方が何より必要なのではないでしょうかね。それは
    覚えたことを忘れずにいる自分に誇りを感じられるまで、英語に浸ることか
    ら生まれてくるのではと考えています。